「世界のどこかが、ぼくのささやかな努力を必要としている。」(Che Guevaraの手紙より)

うん。まぁ、見てくれれば分かるとおりに日記の模様替えをしていたわけです。色と画像いじくっただけで細かいCSSは思い切り借り物だけどさ。右端にゲバラがいるんだけども。まぁその話でも。チェ・ゲバラ。綴りは「Che Guevara」です。アルゼンチン人の有名な革命家だよね。マルクス主義者でキューバ革命の指導者。トレードマークがこのベレー帽とキューバ葉巻。元は医者だったのですが、51年ごろバイクで南アメリカを旅しているときに共産主義に目覚めていくようになりました。それを描いた映画が最近公開された「モーターサイクル・ダイアリーズ」ですよね。本も売れているらしい。
グァテマラ〜メキシコに移り、そこでフィデル・カストロと出会い共鳴。キューバのフルヘンシオ・バティスタ独裁政権打倒を目指し、反バティスタ武装ゲリラ闘争に参加。1959年にバティスタを亡命させる。
ゲバラ自身は、革命後、政権の中枢に落ち着くことになじめずキューバを離脱。1967年10月8日、ボリビアで処刑。
「逆境を克服すれば不可能も可能になる」
身も蓋もない言い方ですが、ゲバラがこんなに支持される理由。それは生き方考え方性格行動言動ですよね。だって。マルクス主義だし。イラクの事件を見ても分かるとおり想いが強ければ暴力や無理が通るのか?という事です。暴力は暴力であって殺人は殺人です。人を殺してまでも貫くべき主義主張は存在するのだろうか。我々はガンジーを「非現実的理想主義者」と笑えるのだろうか。その裏で多くの人に死に無関心でありながら。「革命はエゴだ」と歌った中村一義の気持ち。正解はどこにもない。
ゲバラは元医師でありながら汗水流して働く労働を厭わなかった。多くの市民と共に交わって働いていた。その目線の低さが市民から、国民から、私たちから支持されるんだろう。なんかね、みんな同じように働いて行こうよ、お金なんて、自由競争なんて階級が出来るからいらないじゃん、ってのが共産主義じゃないですか。そんな事を言いつつも官僚がエリートとしてはびこってしまいがちなんですけど。ゲバラは「みんな同じように平和に仲良く」って言う共産主義のそもそもの理想(いや、もう夢想だね)みたいなのを信じてたんだなーと思ってしまう。分かりやすく言うとさ、支配階級なんてぶっ潰す、労働者のための社会をってのがすごい省略しまくったところの共産主義革命なんです。

前置き長すぎかな。けどさ、私はやっぱゲバラ好きだし、凄いなって思ってしまう。自分が信じたことをまっすぐに行動するその強さに平伏してしまいます。己の信じた道を己が見据えたままに歩いて行くのが素晴らしすぎる。そこに余計な説明や言葉はいらないんだと思う。「ただ行動に移すだけ」。それがどんなに難しいことか。20代も半ばに差し掛かる今だからこそ痛切に実感する。だってさ、一人の人間、多くて300人とかの革命軍団が国一つ(しかも背後にあるのは資本主義の総本山であるアメリカ)を相手にするんですよ?ただ信じるもののためだけに。かっこよすぎる。
ゲバラが子供に送った手紙に「世界のどこかである不正が誰かに対して犯されたならば、それがどんなものであれ、それを心の底から深く悲しむことのできる人間になりなさい。それが一人の革命家のもっとも美しい資質なのだ」ってあったらしいけど。それ読んで前泣きそうになっちゃったよ。
正しいとか正しくないとかはこの際どうでもよく。自分を信じるその強さ。自分の道を見据えるその的確さ。多くの人を惹きつけるリーダーシップ、明晰さ。余計なことを言う暇はない。少しでも生き辛いと思うなら、息をしにくいと思うならやっぱり何かするべきだね。このままならきっと死んでしまう。何もやれずに死んでしまう。そんなの嫌だね。まだ心の中で足掻きたい気持ちが残ってる。嫌だね。抵抗するね。正しさを証明できるほどの自信はないけれど、信じたものがいくつかあるよ。

最後に、あの有名な言葉を。
「最後の勝利の日まで。革命か死か! 革命の熱い思いをこめて チェ。」

誰しもの勝利の日まで。
Che!

「ROCK'N'ROLL IS DREAM WEAPON」(いい言葉だよな)/「勝利の日まで」と言っていたボビー・ギレスピーPRIMAL SCREAM)は絶対ゲバラ好きと見た。