100S / OZ

感想なんて、レビューなんてまだ書けるわけない。書ける訳ないよ。こんな状況で書けるかってんだ。10回聞いたら、あと10回聞いたら書こう。
ホントは買うつもりじゃなかったんだ。けども見つけたら何も考えずに手にしてしまった。嗚呼。彼は「金字塔」という作品を独りで、状況が裂いた部屋で、そんな感じで作り上げてさ。そして100Sでそれをもう一度やろうとしている。一人で。けれどもバンドでやろうとしてる。
凄い。強い。やっぱり凄いと思う。メロディーやコード進行、曲展開。歌詞の乗せ方。言葉の響かせ方。声の伸ばし方。言葉の使い方。

音、曲、歌詞、声、全部凄い。100Sだ。100Sだな、としか言えない。

悲しくて強いブルースみたいな音だ。悩んでるのに前に転がるロックンロールみたいな音だ。きらめいていて優しい、昔のイギリスのポップスみたいな音だ。失恋とアナタへの大げさな愛を歌ってる昔のアメリカのポップスかも。友達の笑顔が浮かぶファンク!
まだ聞き足りない。全然聞き足りない。
もっと聞かないといけない。
もっといっぱい。

忘れはしないぞ。
あの時、なにげに切り出した自問を。
「忘れはしない。」と、
天邪鬼な自分が言った自答を。

100S/いきるもの」

音楽を聴いてそう簡単に泣いたりはしない。悔しいから。
けども。胸を切り裂いていく強さを持っている音楽はいっぱいあるな。
そんな時はね。誰にも言わずに心の中で泣くんだよ。そういうのがいいんだよ。照れるからね、色々。

<いい『バンド』だ!!>
うん。いいバンドに出会った。

こんにちは。
これからも宜しく。


見たかったのはこのゴールなんかより、
これほどの僕らなんだ。

旅の始まりは忘れてしまうけど、
刻んだ全ては目に浮かぶ様さ。
100S/またあした」