BUMP OF CHICKEN / jupiter

苦行僧のように更新してしまった。夜まで暇なんだもん。出かけるまで暇。膝の上でくっつきまくりの猫と格闘してた。今TOM WAITSが流れたら猫が大反応した。嫌なのかな。猫って男の人の声嫌がるよね。トムウェイツ駄目っぽい。そういや横にレコメンで出てるけどトムウェイツ新譜はよろしい感じですよ。とにかくボーカル力が凄すぎて絶句。今風の音とか使ってるのにTom WaitsTom Waitsって感じ。唯一無二な存在感ある。物凄い。
けどトムウェイツ駄目ならうちの猫はnilのライブは無理だなぁ(笑)。前ボアダムスも過剰に嫌がってた。猫だけどもちょくちょく音に反応する。ちなみにうちの猫は美形でもなんでもなくむしろ「面白い」と言う顔だ。鼻くそついてるし。けどいじり倒して遊び倒しても怒らないで寄って来るからめちゃめちゃ可愛がってる。マジでトムウェイツ嫌そうだから止めてあげよ…。

バンプ。メジャー1枚目?LIVING ENDってインディーだっけ・・?バンプはアルバム全部持ってるんだけども一番好きなのはジュピター。バンプは音が酷い演奏がまずすぎると言われるけども。あんまりバンプにそういうのを求めない事にした。素直に曲のよさや歌詞の味わい深さを楽しむことにした。そしたらバンプはやっぱりかなりいいんじゃないかと言う事に気が付いて嬉しい。
一曲目の「stage of the gound」からしていい曲だよねぇ。1曲目だから浮かれた明るい感じのギターロックで来るかと思いきやしっかり地に足をつけた曲を持ってきてるところが好感持てる。確かに演奏力だ音のバランスは「えっ!?マジで?」ってなるくらいだけどもさ。全然いい。目を瞑ってしまえる。
一生懸命あの4人が「天体観測」弾いてるんだなと思うだけでなんかいいじゃん。バンプってきっとあの4人が4人でやってること、そこにとても重い意味があるバンドだからさ。歌詞も曲もとてもいい。そこが好きだけど、私はそれ以上にあの4人がやっている「バンプオブチキン」っていうバンド自体に過剰な期待と想いを持ってる気がする。だって幼稚園のときからの4人なんだよ。幼稚園て(笑)
雑誌読んでても同年代バンドとか年下ばっかのバンドが増えてきたなーと思う。軽く理想を叫ぶのは簡単だ。絶望して否定するのも楽だ。
だけどもちゃんと前を向くのは大変だ。バンプは、藤原基夫は肝が据わっている感じがして凄い。傷つく事も失敗する事もちゃんと受け止めつつ前に進んでいくような強さがあって「いいなぁ」と思う。だからハルシオンみたいな事を歌っていても嫌味に聞こえない。

ま、ただ「ベンチとコーヒー」が大好き過ぎるって話なんだけどね(笑)

最初の方の歌詞も大好きでさ。「このもどかしさが分かりすぎる」とか思ってたらさ、もう。最後の最後で「こういう落ちかよ」っていう。この人はさりげない優しさを書くのが本当に上手い。疲れてたり諦めてたり失敗したりって歌唄ってても最後にその優しさがあるからほっとして泣けるんだろうね。しかもどうもこの人の世界は完結してる気がして。目の前でドラマを見ている感覚。べたべたしない。色々と叫んでいてもそこまで慣れなれしい感じがしなくて好きだ。
ユグドラシルは重すぎるからJupiterくらいが好き。唄ってる事がかなり日常に近い気がするから。夜聞くとしんみりする。誰かに会いたくなる。


優しくなりたい。
優しくなりたい。


BGM「激渋BOYS/O-TO-GA-MEはーと」