UNDERWORLD / born slippy

更新してたら久々にブラクラ踏んでいっぱいウインドウが開いてしまって、自力で格闘するのもめんどくさかったんで電源落とした。だから文が消えた。やる気を失った。胃が痛い。はぁ。雲行きが怪しい気分だ。
今大人気の菊地成孔さんの言葉で「90年代 IS NOT DEAD」というのがあるらしいと教えてもらいました。そんな90'Sチルドレンたちよ、お元気ですか。こんばんわ。高原です。

90年代はグランジ、ブリッドポップを含むオルタナ年代だっただけじゃないってことはこんな辺境に訪れる音楽好きの方なら周知の事実って感じなんでしょう。前BUZZに「イギリスのダンス四天王はアンダーワールドとケミカルとプロディジーとオービタルらしい」って書いてあった。微妙な表現だと思った。ダンス四天王って(笑)。(多分)97年のJ-ROCKマガジンの「ヴィジュアル系四天王」と変わらないじゃんっていう、ね(笑)。この辺りのバンドはBUZZがよく推していたよね。「テクノ最終戦争」とかってケムズが表紙の号にでっかく書いてあってレジに持っていくのがえらい恥ずかしかったなぁ。
今思うとこの4バンド、どれもこれも最早すごいビックネームな上にアンダーワールドとオービタルは惜しくも解散。この二つは本当に好きなだけに悲しかったな。ハルシオンとボンスリは私的2大感動ソングなのだ。
そんなわけで90年代ってのはこういうバンドが活躍したのも特徴ですよね。呼び名は色々あるしジャンルも細分化したけども、エレクトロニカを含めた総称で「テクノ」ってことにしておきましょうか。もちろんWARPの台頭とかも含まれるよ。前に七尾旅人が日記に

ダンスミュージックを刷り込まれた子供と
そうでない子供の
人生の困難に対する諸々は大きな隔たりを見せるはずです。
って書いていて「すごい」と思ってしまった。けどもここは通過するかしないか人によって分かれてしまうところだよね。私は運よく通った。上記4バンドなんてばっちり通った。「踊る/踊らない」はさ、現実にそうするかどうかはまぁ別として、ともかく「そういう音楽を聴く/聴かない」ってのはひっじょーーーに大事なことなのではないかと2005年に突入した今そう思うようになりました。

音楽を聴いて踊るっていう行為なんだけど。

考えてるとキリないし闇雲に長くなるからやめるけど。それを実感として通るか通らないか。90'Sチルドレンにおいては非常に重要な問題な気がします。こういうことを妄想的に語らせたら日本一であるダイジローはいったいどこに行ってしまったんだろうねぇ。お兄ちゃんは七尾君の新譜でドラム叩いてたけど。肝心のジローはどうしたよ。

ダイジローは私の一番思い入れのある音楽ライターだ。SNOOZERでちょろっと書いていた。妄想と想像力が凄くて、特にダンス系におけるソレは物凄かった。けども凄く愛情こもった記事だったし面白かった。加藤さんよか好きだった。79年生まれの同い年だったのだ。オアシスに問答無用で肩入れしていたから「あぁ」とため息をついてしまった。そう言うのわかる。ダンスミュージックを通したコミュニケーションみたいなのに愛と幻想を抱いていた。スーパーカーマイガールの「若い世代に愛なんてない」って歌詞に「納得できない」と噛み付いていた。たまに失踪した。パニック障害を起こしてなんかばたばたして気がついたらいなくなっていた。失恋したという理由でいきなりフジロックをばっくれた。そしてその相手をストーキングしていたらしい。たまに超ネガティブな事を書いていた。「人は独りだ」とか「神は死んだ」とかいきなり書き出して「どうしたんだ」と思った。けども言う事成す事「わかる・・・」と思ってしまうので気になり続けていた。失踪とか。
ボンスリで夢中になって踊っているダイジローを見かけたことがある。私はダイジローいたころのSNOOZERが好きだったな。ダイジローの記事は興味がないアーティストのところでも全部読んでいた。各々チョイスのレビュー形式だったころとか、いきなりオブリヴィオンダストをレビューに持ってきてくれたりして嬉しかった。思い悩むこととか似ていたんだよね。いきなり具合が悪くなるところとか。
今毎日日記書いたり音楽について色々書いてるけど、自分も妄想して暴走する癖があるからよく思い出す。元気なのかな。ダイジの文章が大好きだったしあの人が思い悩む内容もとても共感していた。なんだか感傷モードになっちゃうなぁ。

ボーンスリッピー。
やっぱりこの曲はベタだと言われようがなんだろうが大きい。
born slippyっていう言葉の響き。言葉の意味に関しては妄想が妄想を呼んで飛躍したことを書きそうだから控える。けども泣ける言葉だ。
トレスポの最後の走ってる場面も印象深いんだけどさ、やっぱこの曲を聴くとフェスでも富士でも幕張でもいいんだけど、そういうでっかい会場で人が手を上げて「わー」って言いながら踊りまくっている深夜の幸福な光景が思い浮かぶ。一瞬でもいいから楽しもうと踊り続ける人の姿が浮かんできて、ちょっと、いや、かなり胸が熱くなる。
私の中で90年代のダンスシーンを象徴する曲ってこれなのかもって思う。


何度この曲で踊ったことか。
もう言葉では言い尽くせないほどにでっかい曲だ。
エレグラのダレンエマーソン一発目のボンスリは反則だよねー(笑)




私は一番近いところだとnilの大阪の限定ライブで聴いた(笑)
ありがとう哲君…。