ASIAN KUNG-FU GENERATION/君繋ファイブエム

サンボマスターアジカンは私の中で「2大語られバンド」ってくらいに語られがちなバンドです。その気持ちは凄い分かる上に私も語りたいときがあるんだけど、自分でアジカンを語ろうとすると、語ってるうちにどんどんその良さが説明できなくて逆に逃げて行ってしまう感じがして嫌になるからあんまり語らないことにしてる。けど言う。
これはアジカンの1stアルバム。なんか売れてた気がする。最初あんまり期待はせずに買ったら思いのほかに良かったから一時期凄く聞いてた。予想以上にくるりWEEZERだった。相変わらず「無理せず90年代パワーポップをやってますよーっ」て感でのびのびしていているから聞いてて楽しい。若さゆえに許される開き直りだ。2番煎じ?だから何。聞いててむずむずする。嫌なむずむずじゃなくて「パワーポップ(90'S〜)が好きだー」と叫んで転がりたくなるような嬉しさ。そのまんまでいいじゃいですか!このギター音ですよ!この疾走感ですよ!このコードですよ!ギターのノイズですよ!この静と動が大事なんですよ!きらきらしてないと駄目なんですよ!音はありがちだけどメロディーは和風でいいんですよ!!思わず山口先生も叫ぶ。かもしれない。
4曲目の「アンダースタンド」がウルトラ好き。コーラスの「フウッフゥウッ」がモロにWEEZERだから。この曲に大いなる開き直りを感じる。前向きだ。アジカンにはこれからも無理せずにこういう感じで行って欲しい。無理に外国チックなメロディーは使わないでいいと思う。日本語にはこんな感じの和的なメロが合うと思うから。
歌詞の意味はあまり考えないで聴いてる。けども結構心地がいい。「無限グライダー」をよく鼻歌で歌ってる。そんな自分にちょっと照れるけどもゴッチの声は不器用で熱いから「そんな自分もたまにはいいかな」と思う。
けどヴィジュアルと声はやっぱり岸田君っぽい。
メガネロックばんざい。

金八先生見る