君にいつ会えるのかな

友部正人氏のライブに行って来た。
「君にいつ会えるのかな」みたいな事を友部さんが歌ってて、それを聞いて私はめちゃくちゃ遠い目になった。しかも良過ぎるほどにいい曲だった。歌詞がちと違うかもしれないけどそういう内容のことをずっと歌う唄だった。アンコールの1曲目。思わず遠い目で「はぁー」ってなった。あれなんて曲なんだろう。凄く好きになったから欲しい。
←多分一部の人にはとても羨ましがられるであろうサイン。名前つき。いぇーい。家宝だぜい。なんかあの人の歌を聞いているとうだうだ言い過ぎている自分が嫌になるし声がもう本当に良過ぎていたたまれなくなってくるし歌詞が突き刺さってきたり涙が出るくらいホントのことだったり穏やかだったり寂しかったりするから本人を目の前にすると「ライブよかったです」としか言えなかった。
友部さんは凄い。めちゃめちゃ冷静な目をしている。あの目が駄目だ。凄い。あとそれ以上にピアノの板橋文夫さんが凄くて驚いてしまった。この人ぁーすげーよ。途中肘でピアノ弾いてて「すげー!!!」って思った。なんか棒でかんかんピアノ叩いたりしていたから壊すんじゃないかと思った。途中酔ってたっぽいし立って弾くなんて当たり前だしMCべろべろだし個性と主張が凄すぎて途中完全に友部正人氏を食ってる感じだった。そして友部さんの方はとても冷静だったからそのバランスが面白かった。アンコール2曲目のジャズの曲が「なんかもう」って感じの音の拮抗ぶりでそれ素晴らしかった。多分友部さんの方が大人なんだ。板橋さんはめちゃ奔放だけどそれが最高に味があると思う。あとクラリネットの人は優しい感じの見た目で音も優しくてほっこりした。ポエトリーリーディングというものを初めて生で見た。こういうものなのかと思ってドキドキした。うわぁ何この自分のボキャブラリーのなさ。泣ける。
「若いのに友部正人が好きなの?渋いね」ってそこの店の常連っぽい女の人に言われたんだけど私はギターも弾かないしこんな見た目だけどもゆずは聞かないよ!!←いや、そう聞かれたからさ。
友部さんすごいー。最近の曲が殆どだったけど最近の曲の方がいい意味で鋭すぎなくて逆に来るなぁと思った。凄いものを見てしまった。私のような若輩者が見ていいんだろうかというくらいに凄かった。板橋さんを含めてまた見たい。
みんな聞いたほうがいいよ。私の「人生で聴いた方がいいものベスト10」には入る。
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