僕らの邦楽マップver0.9

http://d.hatena.ne.jp/assam_tea/20050313さん経由です。ありがとです。
おもいついたことをおもいついたままにかこうのmiyataさんが「邦楽マップ」のグレードアップ版を作成してます。今回は2次元と3次元版があり。



http://d.hatena.ne.jp/miyatad/20050311
感想は明日にでも。私は「ポストモダンポップ」だな(笑)。右側から、右上から離れられないところにいるわけなんですよね。代官山系になるのかな。
それにしても超力作。これ素晴らしいな。お疲れ様です。皆さんも是非見て色々考えたり「自分はここ」とか遊んでみたりするといいと思います。
うーん、この地図だとnilはどこに置こうかね。意見求む。

<3月14日追記>
リンク先でmiyataさんが考察しているんだけどもくるりサンボマスターが原点に向かうんじゃないかというのが面白かったです。境界を捨て中心へ向かう。
その場合「青春パンクを背負う」発言をし、その言葉通りの爆音中学生サウンドを鳴らした銀杏BOYZっていうのはその割りきりが凄いと思います。思いっきり境界に突っ込んでる動きをしている。しかも割と皆それを好意的に受け入れてる気がするんですけども。どうなんでしょうか。

くるりを始祖とするメガネロックとはつまり「末期型学校化社会」内部からの反発の象徴であり、青春パンクとは「末期方学校化」外部からの反発の象徴なのであります。

後者の青春パンク論は銀杏BOYZを聞けば物凄く納得する。「クラスで人気あるようなそんな餓鬼にはなれっこないのさ」と呪詛をもらしているから。だから右下のゾーンを担うのはサンボマスターじゃなくて銀杏BOYZなんじゃないのかな、と思いました。衝動を叫ぶっていう点ならサンボマスターもそうなんだろうなと思うけど。
そんでもって昔は「ダサッ」「弱い」「いじめられっこ」みたいなものの象徴であったメガネ。サブカル分野だとメガネロッカーは「モテ」に分類されてしまうのが悲しいところだと思いませんか。ボサヘアもきっと「モテ」へのアイテムとしてあっという間に消費されるかもしれない。そのうちもてるためにメガネをかけてギターを持つ時代が来るかもしれないよ。悲しいことです。
じゃ、何すればいいんだよって言われるならば。



ちゃんと音楽聴こうぜってことかな。



それにしてもヴィジュアル系は壊滅的だな。あのね、ラルクGLAYがJAPANの表紙になった時、即ち左下の代表選手であった彼らが原点寄りに動いたとき、既にそこでヴィジュアル系という大きな流れはほぼ終焉したと思うよ。昔は「お前あんなの聞いてんの?キモイ」の代名詞だったバンドが今やほぼ勝ち組幻想に入ってるじゃん。
それってさ、昔迫害を受けていたヴィジュヲタラルクGLAYをチャートの上位へ送り出し、勝ち組へ上り詰めたわけじゃん。「ヴィジュアル系だけどラルクとかいい」とか普通の人に思わせたわけじゃん。100万枚とか売ったじゃん。それなのにそしたらヴィジュヲタは今度は原点にシフトした彼らをけなし始める。「昔が良かった」「今は売れ線」と。勝ち組へ上って周りの皆に「ブーム先取りしてたんだね」とか思われていたはずなのに。馬鹿にしていた周囲の人間への復讐を果たしたはずなのに。
それはまぁ左下が「誰も自分の事分かってくれないよ」とか「自分は特別」みたいな中学生高校生的自意識過剰層がメインだからっていうのがあるんだろうけどね。かつて自分が大好きだったバンドを今やお茶の間、隣のクラスのアホすぎて大っ嫌いな女も聴いてる!ありえない!!みたいな。
昔はあのバンド大好きだった→けど馬鹿にされてむかついてた→売れた→世間が認めた→ウマー→けど一般化しすぎ→自分は特別なんだからこんなの聴けない→昔は良かったのに今は駄目。超けなす
っていうループを辿るんでしょうね。ディルアングレイはそのキャラを自分で把握しているので今のヴィジュアル系を背負ってると言えるんじゃないかな。きっちり左下から動かなさそう。



邦楽はあんまり分からないですが、次来るのは、というか半ば来てるのはネオシューゲイザー/ドリームポップだと思います。その次に来るのはマンチェ再考。
ロックンロールリバイバル→ポストパンク、ディスコパンクと来ているけど。ネオアコ説もありますが。どっちかって言うとエモ勢力の方が強そう。エレクトロニカの気持ちよさやギターロックの疾走感、エモさを足したようなネオシューゲイザーが流行るかも。