2005年春季テスト「ロック総合-中級」


問1:以下はあるアルバムのジャケットの1部分です。アーティスト名を答えてください(2点×5)

(1)

(2)

(3)

(4)

(5)

問2:以下はあるアルバムのジャケットの一部分です。タイトル名を答えてください。(2点×5)

(1)

(2)

(3)

(4)

(5)

問3:以下の作品を、オリジナルリリースの古い順に並べ替えてください。(4点×5)
(1)Fishmans
A:空中キャンプ

B:宇宙 日本 世田谷

C:Chappie,Don’t Cry

D:Neo Yankees’Holiday

(2)Flipper's Guitar
A:カメラ・トーク

B:Three Cheers for our side ~海へ行くつもりじゃなかった

C:ヘッド博士の世界塔

(3)BUMP OF CHICKEN
A:jupiter

B:FLAME VEIN

C:ユグドラシル

D:THE LIVING DEAD

(4)The Beatles
A:Abbey Road

B:Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band

C:Rubber Soul

D:PLEASE PLEASE ME

(5)The Who
A:Tommy

B:The Kids Are Alright

C:Who's Next

D:Odds & Sods

問4:以下の作品を説明するのに最も近いと思われる用語を下から選んでください。(2点×10)
(1)Pearl Jam / Vs
(2)Soft Machine / 4
(3)T. Rex / The Slider
(4)V.A / No New York
(5)SMALL FACES / SMALL FACES
(6)Tortoise / TNT
(7)Brian Eno / Music for Airports
(8)blur / Parklife
(9)THE PALE FOUNTAINS / Pacific Street
(10)Ride / Nowhere

A:ブリティッシュビート/モッズ
B:ネオ・アコーステイック
C:ポストロック
D:グランジ
E:ブリッドポップ
F:シューゲイザー
G:カンタベリー/ジャズロック
H:グラムロック
I:アンビエント
J:ノー・ウェーブ/ポストパン

問5:以下の言葉と関係が深いと思われる人物を下から選んでください。(2点×5)
(1)rockin' on
(2)音楽と人
(3)FOOLS MATE
(4)レコスケ
(5)ロック・マガジン

A:阿木譲
B:本秀康
C:渋谷陽一
D:市川哲史
E:北村昌士

問6:以下の問題に答えてください。(2点×5)
(1)
The Doors / The Doors
このアルバムのボーカルは誰ですか

(2)
INU / メシ喰うな
このジャケットの人は誰ですか

(3)
Sex Pistols / Never Mind the Bollocks Here's the Sex Pistols
このアルバムのボーカルは誰ですか

(4)
The Velvet Underground / The Velvet Underground
このアルバムのヴィオラ奏者は誰ですか

(5)
Beatles / Let It Be
このジャケットの右下の人は誰ですか

問6:以下はhttp://www.listen.co.jp/index.htmlによるアーティストの説明文の一部です。

これを読んでどのアーティストを説明しているのか答えてください。(4点×5)
(1)

大傑作アルバム『スクリーマデリカ』でのアシッド・ハウス、メンフィス録音によるストーンズへの接近……など常に確信犯的にサウンド・スタイルを変え、それらすべてをアナーキーなパンク・スピリットと実験的ファンクネスで消化していく様は、全音楽シーンに爆弾を投下する爆撃機のようだ。
ボビー・ギレスピー、アンドリュー・イネス、ロバート・ヤング、マーティン・ダフィーという4人に、97年の5thアルバム『バニシング・ポイント』からマニ(ex.ストーン・ローゼズ)が、00年の6thアルバム『エクスターミネーター』からケヴィン・シールズマイ・ブラッディ・ヴァレンタイン)が加わり、最強のパンク・オーケストラとなったスクリーム・ギャング。彼らの繰り広げる邪悪なグルーヴを手なずけることは、もはや誰にもできない。

(2)

「いつのまにか僕は汚れた ピーターパンに謝りにゆこう」「傷赤く 愛深く 溢れる喜びが僕にあり」――あまりに叙情的かつリアルな言葉の羅列。ヴォーカル、ミネタが描き出す世界は実にストレートだ。それは、生命の息吹を感じさせるメロディ、パンク/ハードコアをベースとしたエモーショナルで人間臭いサウンドと相まって、生々しく胸に響き渡る。
99年「YOU&I」でデビューを果たし、同年1stアルバム『BOYS&GIRLS』をリリース。タイトル名と呼応するかのように、多感な少年&少女の熱い支持を獲得した。00年には「星に願いを」を発表。
02年12月にはレーベル<初恋妄℃学園>を設立するが、今後の活躍が大いに期待される中、03年1月、ツアー中に突然の解散発表。ミネタは銀杏BOYZというユニットで活動を行っていくことを発表している。

(3)

91年、難波章浩“ナンバ”(vo&b)、横山健“ケン”(g)、恒岡章“ツネ”(dr)を中心に結成。94年にミニ・アルバム『ラスト・オブ・サニーデイ』でデビューして以来、オフスプリング/ラグワゴン/ランシドNOFX/グリーンデイなどと共演を果たし、海外のバンドとのパイプラインを強化した。そうやってライヴ・バンドとしての実力を磨き、その成果を『グローイング・アップ』や『アングリー・フィスト』といった作品にすかさず反映。そして、99年リリースの『メイキング・ザ・ロード』に至っては、約70万枚のビッグ・セールスを記録――今までシーンに縁遠かった層にまで「メロコア」「****」(←注)の2大キーワードを浸透させたのだ。

(注:「****」にはアーティスト名が入ります)

(4)

ぼくらが彼を敬愛して止まないのは、ひとえに「自己の表現欲求に対する猛烈なまでの真摯さ」ゆえだろう。例えば、保守的なフォーク・ファンから猛烈な罵声を浴びつつも、勇敢にエレキ・ギターを手にして生み出した、65年発表の『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』『追憶のハイウェイ61』――ちなみに当時、ロック・バンドを率いた初のツアーにおいて、名曲「ライク・ア・ローリング・ストーン」はジミ・ヘンドリックス並みの爆音でカッコよく演奏されたという。そして、ザ・バンドとの魂の交流が生み出した『プラネット・ウェイヴズ』、結婚生活の破綻による苦悩に満ちた『血の轍』などなど(挙げれば本当にきりがない)……。それら至高の作品群に触れれば、彼がいかにシリアスに音楽と向き合っていたか、一目瞭然である。また、メロディ/アレンジは演奏するたび大胆に変更され、熱心なファンでさえその曲が何なのか即座に判断できないらしい。つまり、己にもっともジャストな表現を求めて止まないのだ。

(5)

文学性の高い言の葉づかい+ラップというよりはポエトリー・リーディングに近しいMCを担うBIKKE、泣きのギター+メロディをもつ"歌"を担当する渡辺俊美、気骨あふれるバック・トラックでサウンドそのものを豪快に牽引するターンテーブリスト川辺ヒロシ。実に役割分担が明確な3人から成るのだが、そのサウンドは緻密でいて異常に奥が深い。開拓者の如き骨太な精神や日本語の風情をイマジナブルに伝達する繊細さ、生涯旅人のような軽やかな空気感……そういった普通は共存し得ないものが渾然一体となって、サウンドが形作られているのである。インディーズ時代から熱狂的な支持を得た「黄昏'95〜太陽の季節」「JIVE MY REVOLVER」(95年)、「Jr.」(96年)、「夜明け前」(98年)、「Sunday」(99年)とハンカチなしでは聴けない感動作多数。
現在、グループとしては無期活動停止中だが、渡辺はカセット・シングルでソロ作を発表し、BIKKEも著述業とともにNathalie Wiseナタリー・ワイズ)なるバンドを結成(メンバーは高野寛斎藤哲也)。もちろん川辺のレギュラーDJも続行中で、リミキサーとしても相変わらず異能の人ぶりを発揮している。

お疲れ様でした。以上です