映画「リンダリンダリンダ」を見た。高校時代を思い出してえらい切なくなった。文化祭前の様子がリアルだと思う。特に大きな目的はないけれど、文化祭まで毎日深夜までバンド頑張ってる女子高生4人がとても可愛い。他愛もないことでケンカしたり笑ったり、たった一言なのに伝えられなかったり、もどかしかったり爽やかだったりする感じが非常に切なかったです。あぁ普通に高校生だなぁっていう。
映画や小説じゃなくったって、誰しもが十代を振り返るときは甘かったり苦かったりぼんやりしていたり絶望していたりキラキラしていたりっていう、少し歪んだフィルターがかかるんじゃないのかなって思っていて。
私もそんな10代フィルターがかかってしまって泣きたくなった。


とにかく演奏しているときの笑顔が可愛い。そんでもってふてくされた表情がいっぱいなのもいい。あと屋上で酒飲んで漫画喫茶開いてる女の先輩がかっこよくていい。やさぐれてそうなのにユニコーンの「素晴らしい日々」を弾き語るところもまたいい。



最後にブルーハーツ演奏し出したら座っていた生徒ががーっと前に詰め寄せてくるシーン。あそこのシーンはベタだけどすごい良かった。だって高校生がブルーハーツ聴いて喜んでいるっていう姿はやっぱり、泣けちゃうじゃんか。
終わらない歌を歌おう
クソッタレの世界のため
終わらない歌を聴いて飛び跳ねている高校生の姿はきっと自分が高校生だった10年前とそんなに変わらないんじゃないのかなって思うじゃないか。
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終わらない歌を歌おう。
世界が良くなる気配なんて感じない。
それでも、変わってほしくないもの、ってのがまだたくさん残っていたりするんだ。
なくなって欲しくないものが残っていたりする。


そういうのを確認しながら、明日もまた歩いていければいい。