すごいぞ!くるり

くるりZEPPに行って来ました。もう凄く良くて思わず「ほう」と泣きそうになったのが数回。一時期私の心はくるり離れが起こっていてですね。それがSINGER SONGER&最近のリリースラッシュ&「BABY I LOVE YOU」が思わずほろりと来てしまう感じだったし、「やっぱくるりはいいんじゃないのかな」ってなってまして。そこに運よくチケットが転がり込んできたぜうひょーっていう感じでした。
くるりをちゃんとライブで見るの(フェス除く)って実は初かも。って言うか初です。お客さんは岸田君似のメガネ男子が多いのかなぁなんて思ってたけどそうでもなかった。ちきしょー。女の子は大学生くらいの今風のかわいらしい子が多かった気がします。こんな寒いのにTシャツの男子女子が可愛いなと思って見てた。
なんか凄かった。ホント「すごいぜ!くるり!!」って懐かしい台詞言いそうになるくらいに。なんか私の中でくるりって「何やりたいのかよく分からんけどもなんかすごくいい」っていうイメージでした。それがもう。なんつーか「くるり」っていう音楽を確立してる気がしました。あんなに毎回違う色のアルバムを出しているので「ワンマンだと散漫にならないのかな?」だなんて杞憂を抱いていたんですが。ホントに杞憂で。全てが「くるり」っていう音の佇まいだなと思った。ホントに良かったー!!
途中プログレっぽくもあり、長い曲もあり、最近の新曲もあり昔のもありワンゲルもありという感じで多彩だったなぁ。「図鑑」「チームロック」の曲が凄く懐かしかった。ホント懐かしくてほっこりを通り越して泣きそうになったさー。印象だと「ストレンジャー」とか「ワールドイズマイン」の方が強いのですが、何を隠そう一番口ずさんじゃった曲は「図鑑」に収録されてる曲だった。これは自分でも意外だった。けど思えばあのアルバムは本当に大好きかもしれないなぁと思う。
イノトモさんがゲストで出て「ばらの花」もコーラスしてったよ。ミキちゃんを思い出して切なくもなったけどイノトモさんも素敵だった。
ワンゲルよりもワンゲルイントロ聴いたときのみんなの反応にほろっときた。これは私が大学が暇で暇でしょうがなくて人生の希望を失いかけて病んでたときによく聴いてた曲だったので思い出があるのだ。「ハローもグッバイもサンキューも言わなくなって こんなにもすれ違ってそれぞれ歩いていく」。みんなこの曲大好きなんだなと思った。私は2階で見てましたが、照明が明るくなって、この曲で飛び跳ねているみんなを見たときにぐっと来た。やっぱりハローもグッバイもちゃんと言うべきで、何も言わずにすれ違うのは悲しいことなんだ。みっともなくてもちゃんとしなきゃそういうのは。子供っぽいとか大人っぽいとか関係ないんだきっと。
とうだうだ思った。トレインロックフェスティバル(やったよね?)とか超なつかしー。スケベな女の子とかあんな盛り上がるんだなと思った。
本編の最後がワールドエンドスーパーノヴァ。あぁ懐かしい。名曲ですよね。この気だるく終わらない感じ。どうすればいいのか分からないけど音楽は傍にあった感じ。あぁ大学生っていう気がする。この曲が途中でプログレみたいになってファンクになってソウルになってゴスペルみたいに終わった。その過程が面白すぎて(いい意味で)にやにやしながらステージ見てしまいました。
「I'm Boy from KYOTO」って言葉でも分かるとおり、なんとなくアイデンティティー確立されてる感じがした。音のこともそうだしバンドもそうだし。腹括ってると言うか。
次の23日に出るアルバムがすげー楽しみだ!!ロックンロールっぽいのかなぁ。フーみたいな曲とかハモンドオルガンっぽい音も多かったんで。そんな感じかな?無理ない程度にトラッドっぽいの入れてくれると嬉しいなぁ。Birthdayみたいな。あれ最高ですね。ギターの弾きっぷりがよかったのと、ドラムのアーモンド氏の「イラッシャイ!」が可愛かった。アーモンドさんがガタイいいだけあって腰に来ると言うか低音粘る感じのかなりどっしりした音で、どっしりとした安定感のある音だった。キーボードはR&Rな曲やるときに凄くはまってた。やーしかしばらの花の音は反則です。
佐藤社長はトークが素敵でした。岸田先生は・・。やべー岸田君の関西弁はやっぱり萌える!!素敵ー。っていう感じでした。SEではネオポストパンクというかディスコパンクと言うかと言う気だるさ全開の曲が流れてて、最後がキュアー?かなぁ。
最後の「街」は圧巻。圧巻過ぎてぐっと来すぎて家帰りたくなった。分かってくれますよね!??「街」聴いたときのあの感じ。「お願いー微笑んでー」の下りで泣きそうに。音に入る前の沈黙も凄くよかったです。


はい、ホント、初めてワンマンで見たけども凄くよかった。
色々な事を思い出したと同時に、やっぱり音楽好きだようと思って、そんでもって更にやっぱりねぇ、言うの恥ずかしいけどねぇ、「身近な愛」みたいなのを大切にして行くのがいいのさーと思ったりしました。
もっとたくさんのことを感じるべきだろうしかっこ悪く泣いたり笑ったりするべきだろうし好きな人を大切にしなきゃ。「今日もごめんね いつもごめんね」。好きな人にそう思うことの出来る女性でありたいなぁ。
ね。


いいライブだったと思います。素晴らしかった。
思わず今武道館のチケット取ってしまった(笑)。ありがとうくるり

NIKKI(初回限定盤DVD付)

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