今月はCD控えめ

今月はちゃんと音楽聴こう期間、とかってしてあまり新譜を買っていません。
だからって旧譜を聞き込めているのかと問われればそうでもない。ぐだぐだです。

This Heat

This Heat

Amazonマーケットプライスで39800円かー。」という幻のシロモノ。というか存在自体が幻なのかなーっていう感じのディスヒート1st再発。わたくしはユニオン盤紙ジャケのほうを買いました。1979年。26年前のもろにポストパンク風吹き荒れる頃の作品です。
NW/ポストパンクブームの最後の追い風ですかね。中古屋でたまに見かけるLPも大変高い感じです。聴く人を選びそうな音だと思います・・。私は「サイゴン陥落」とか好きですねぇ。
レッツ・ビルド・ア・ファイア

レッツ・ビルド・ア・ファイア

去年はブッチャーズとのスプリットも出してましたよねぇ。アメリカのインディーバンド、VERSUSのメンバーによる別プロジェクト。デスキャブとツアーしたりしていたようです。どうしてもプラスマイナスは静動や強弱が激しいなーというエモっぽいイメージが強かったのですが、今作は美しい歌やハーモニーが展開され、ジャジーな空気も織り込んでありますね。ポストロック/エレクトロニカを通過した音の配置にインディーらしい歌のつまった素晴らしいバンドだと思います。というか実際隠れファンが多いバンドな気がするなぁ。
Greatest

Greatest

グレイテストというタイトルですが、実際はアメリカの女性SSW、キャットパワーの新譜、6thアルバムになります。相変わらず、というか安定していて素晴らしく心に響くウタモノアルバム。とショーン・マーシャルの透明感あるような、感情を抑えてもにじみ出てくるような、そっと歌われる声は本当に心に響く。泣きそうになってしまう。キャットパワーはツモリやAPCのモデルしてたので「ちきしょーこのオサレさんめー」と思ってしまう人もいるかもしれませんが、SSW好きな人は是非聞くといいと思います。土っぽいというか、懐かしいと言うか、素朴と言うか、アメリカ南部の色が少し強くて大らかな音の作品です。
Illinoise

Illinoise

NY界隈フリーフォーク評価の追い風を受け、ミューマガでは1位に輝いていたSufjan Stevensの2005年度作品。1作品ごとに1テーマといった作り方をする人なのですが、彼がアメリカの州1つ1つをテーマにした作品を作るぞプロジェクトしますー、っていうのが以前pitchforkに載っていたのですが、その一環。イリノイ州をテーマにした作品。
広がりがあって壮大な曲やそこに混じる様々な笛の音や穏やかなピアノの音。雑多に混じる多くの楽器。パレードのようにはちゃめちゃで、それでもばらばらにはならない。
遊び心のある音作りに加えて色鮮やかな歌声。なんていうか不思議。
リップスにしろポリフォにしろ、アメリカには天才不思議ちゃんみたいなのがいっぱいいすぎてどうにも困ってしまう。
だってどれも素晴らしいんだもの。
Greetings From Michigan the Great Lake State

Greetings From Michigan the Great Lake State

上のが良かったんで今注文中。2003年。