最近は「1ヶ月に自分のペースで聴ききれる量」を意識してCDを買っていて。1ヶ月に10枚以内が限界だよなぁ(自分の仕事的にも)みたいな感じでした。
今月分をざっくり買ってみたのですが、うぉぉぉ、NATSUMEN忘れちゃったヨー。来月回しにしていいかな。
今これを書いている私のお腹の上では猫がぐんにゃりと背伸びしてお腹出して「撫でれ撫でれ」と私を急かしている。あぁ猫になりてぇー。

秋の夢

秋の夢

前々からずっと気になってました「狐の会」。ジャケの感じから「キセルとかFREDELIQみたいな感じなのかなぁ」と思ってましたが、そうじゃなくて穏やかなギターポップなのですね。確かにベルセバっぽいかもしれないです。ベルセバを日本っぽく少し湿らせた感じ?で、凄く独特な世界感です。全てを失い続け、そしてそれに抵抗しようとする少年少女の物語の唄なのですが、ゆるやかに停滞して気だるくて平熱な世界が凄く「夕暮れフィッシュマンズ」。
A Parade of Horses

A Parade of Horses

そんでもって、私のお気に入りバンド、ピザオブデスレーベルのカムバックマイドーターズ。1stのピンクの犬ジャケで覚えている方も多いと思いますが、とてもセンスの良いエモバンドだと思います。バンアパやアスパラガスのような系譜だと思うのですが、なんていうか、カムバックマイドーターズは凄く切なくなるようなメロディーが多い。好きな子に意地悪を言ってしまったみたいな、どうしても勇気が出せなくて失敗したときみたいな、臆病さや小さな意思。そういうほろ苦い音が多い気がして切なくなる。前作よりも少しビターな作品だと思う。相変わらず素敵なセンス。
ライフ・パースート-THE LIFE PURSUIT-

ライフ・パースート-THE LIFE PURSUIT-

そして、私が「国内盤を買う」と決めている数少ないバンドの一つである、ベルセバの新譜。国内訳や彼らの言葉の意味を知りたいので。
イギリスらしい良質ポップソング。
賛否両論らしいので、詳しいことは次回書こうかな…。去年新譜を出したことで話題になったヴァシュティバニヤンの傑作1stの紙ジャケ。1970年、トラッドフォーク名盤とのことです。優しく穏やかで、まるで夜中に囁かれるかのような彼女の歌声は確かに「歌姫」と呼ばれるのも納得かも。そこに広がるのはドリーミーで懐かしくて穏やかな世界。ものすごい音や曲があるわけではなくて、ただ淡々と短い彼女の歌が綴られているかのような作品なのだけど、どうしてこんなに響くのか。悲しいわけでもなく、かといって明るいわけでもなく、何て言うか、そこには彼女の日常、世界が広がってて・・っていうような作品な気がします。
このアルバム1枚で忽然と姿を消した彼女の去年の作品は、矢張りNYのフリーフォークの動きと繋がっている。そう考えると不思議な気もするし、面白い。
これは個人的にって感じですが、初期の旅人君の歌い方が好きな人には聴いてほしいかなと思ったりもしています。
As the Veneer of Democracy...

As the Veneer of Democracy...

これは再発なのかな。よく分かりませんが。最近はこの辺は正規も怪しいレーベルも含めて再発がホント多いですね。1885年、マークスチュワートの2ndソロ。エイドリアンシャーウッドプロデュースと言う事で前から探していたので、即買いです。タワレコにありました。ポップグループのFOR HOW LONG〜よりもインパクトが強いんじゃないかと思うジャケット。腐って形骸化した資本主義に叩きつけられた言葉と音。ファンクリズムから浮かび上がるノイズとか音の張り合わせが強烈過ぎるほど強烈。どっから何の音が出てきてこのノイズって何だっけと思うくらいにカオス。
Mountain Tracks 4

Mountain Tracks 4

去年フジロックで、このバンドの演奏で踊ったのは本当に気持ちが良かった瞬間の一つでした。「どっからどう見ても普通の冴えない兄ちゃんたち」って感じの彼らが音を鳴らしたときのあの興奮は忘れられません。そんな彼らのライブアルバム+DVD付き。ブルーグラス、カントリーを基調としたジャムバンドですが、なんどトーキングヘッズのカヴァーもしてます(笑)意外ですね。けどmoe.メタリカやったりしてたしね(笑)
とにかく伸びやかなコーラス、マンドリン、ゴキゲンなバンジョーの音。「つい踊ってしまうカントリー」。最高です。この「酒飲みながら無性に踊り狂いたくなる感」は個人的にはPOGUESと張ります(笑)
去年あの雨の中踊りまくっていた皆さんは元気ですか。今年も夏が来ますね!!
Curious George

Curious George

特典欲しさにITMSで購入したジャックジョンソンの新譜。来日しますねぇ。幕張でジャックっていうと、何だか不思議な感じもしますが(笑)。「おさるのジョージ」のサントラ。なのですがほぼニューアルバムと言ってもいいくらい。ベンハーパー参加もあり、マニマークREMIXもあり。
前作でバンド寄りの音になってましたが、前作とその前の2作の中間くらいな心持で、サントラなので空気もまとまってるし、良いなぁと思いました。穏やかな曲もあったり、ピースで、いつも通りにジャックらしい、暖かい作品だと思います。
ジャケの黄色が目にまぶしい。けれどそんな黄色に負けないような色だと思う。
あぁハワイとか行きてー。
wellingtons
the wellingtons / keeping up with
パワーポップと言うかサーフポップと言うか、「率直に言えばWEEZZERが好き」な私にとってはたまらない、オーストラリアの新人バンド。ジャケットのこう、甘酸っぱい三ツ矢サイダーみたいなデザインからしてときめく。エッグストーンみたいなポップさを爽やかに感じます。パワーがあってキャッチーで、流れるようなポップソング。太陽が似合って恋と青春と涙と情けなさが混じる作品と言うだけあって、私のお気に入りです。FOWのようなメロディー、ベンフォールズのようなピアノ使い、ウィーザーのような王道パワーポップコステロEELS、レンタルズなどを混ぜたようなサンシャインポップ。歌や演奏はあんまり上手くないけれど、いつだってこういう音楽を聴いて嬉しくなってしまう。
そういうのはずーっと変わらないです、はい。