2010上半期ベスト

1ヶ月1回更新みたいになってますね。Twitterばっかだもんな。
久々に上半期良かったのを。

Go

Go

Sigur Rosの3rdアルバムのような色彩感が素晴らしかったと思います。シガーロスの重厚さやスローな感じとは逆なんですね。私は3rd聞いたときに光だとか風と言った外の景色を感じたのですが、それに近いのかなぁって気がしています。あれはシューゲっぽい音も強かったけれどこっちはもっと細やかなリズムが刻まれポップな気がする。メロディーもいいよね。よく歌ってるし。
しかしどちらも荘厳な雰囲気は一緒だ。何度聴いても飽きない。美しい。この手の音は問答無用で好きです。
Vol. 1-a-Z

Vol. 1-a-Z

全面シングルプロジェクトの第一弾。定期的に(2週間単位)シングルリリースしているものを集めたものです。なので全面シングルという凄いアレなアルバムなんですけども。相変わらずのメロディーセンスでキュンキュンです。全シングルと言えどもそこまで似たような、というわけでもなく楽曲バラエティーに富んだ飽きさせない構成。ash入門にもいいと思うのです。誰しもが「あぁ、これぞashだなぁ」っていうたまらない数曲が見つかると思う。変わらないですね、この人達は。キラキラギターロック。あんまりUKの叙情ロックが好きではない私ですがashだけは本当にたまりません。
NO ALBUM 無題

NO ALBUM 無題

ブッチャーズ久々!って人にこそ聴いて欲しいです。本当に良かったです。私が好きなブッチャーズの音ってこんな感じなんです。私も全部聴いているわけでもなくてKocoronoとか△とか未完成とか点々と、という感じなのですが、そういう人にこそ聴いて欲しい。この「うぉぉダイナソーとか思い出すよ!」っていう歪んだギターの音でやられるのではないでしょうか。安定感あってぐっと来るバンドサウンドもいいしこの疾走感もたまらないしメロディーもキャッチーで本当に本当に素晴らしいです。乾いているけど透明感のある吉村さんのボーカルも胸に来る。全体的に色々なダークなものを振りきった、というか最早乾いた感じすらします。それなのに最後にoceanという曲で"生きていこう""手を伸ばせ"と歌えるその決意。これは今の10代20代が聞くべきなのではないかと思うのです。何だか知らんけどREM思い出した。
2010

2010

バラバラなようでばらばらでない。音の一つがきちんと配置されていて隙間も足し算引き算もばっちりで凄過ぎる。だけど聞いてて疲れない。流しても聴いているしじっくりとも聴けるという本当に素晴らしい作品!アルバムの構成も練りこまれているし、何よりポップ。クラムボンらしい曲や「おぉ、意外」という曲も入ってるのに全体的にクラムボンなのはそれこそが「らしさ」だからなのだろうかね。KANADE DanceとSUPER☆STARの高揚感が素晴らしかったです。そして相変わらず郁子さんの声は芯が強くてキュート。
友だちを殺してまで。

友だちを殺してまで。

私はやっぱりかまってちゃん好きですよ!だって曲いいもんね。ライブかっこいいもんね。ツタヤで事足りてもいいじゃん。そっからこんなのが生み出されるならと思います。懐かしい90年代オルタナバックボーンの楽曲もいいし七尾旅人を思わせるぎりぎりのボーカルや歌詞もいいし本能のままのバンドサウンドもいいと思う。私は胸に来るな。やり方が賢いのでネットでものっそい目立ってしまうけど、そもそもみんな似たようなことを歌ってきたんじゃないのかなぁと思います。疎外感とかさ、虚無感や絶望感だなんてロックンロールの大命題だからね!