上半期の5曲

来月はWEEZERのブルーアルバム再現ライブに行きます!!超楽しみ。


※すいませんこれ私が上半期に個人的ヘビロテとして聞いてただけなので一部今年のじゃないです。
純粋にやるなら上2曲がPains of Being Pure at HeartとFeeliesに変わるくらいですけども。


THE BROTHER KITE / EYE TO EYE
ブラザーカイトのEPよりタイトル曲を一発目に。彼らお得意のパワポ寄り疾走系シューゲ。「エモっすなー」って言うと薄っぺらく聞こえますがやっぱり「エモいなー」という感じでした。とにかくボーカルの声がたまらん。超青い。のっけから入ってくるキャッチーなサビ展開も、きらきらノイジーで時に過剰なんじゃねーのと思えてしまうサウンドも含めて好きです。安定していい曲を作ってくる。そして安定して好きでいられるバンドであります。



Climb The Mind / ベレー帽は飛ばされて
ブッチャーズやイースタンをきっちり通過したようなバンドサウンドにこの文学青年的タイトル。頭良さそうだなー取っ付き難そうだなーと思っていましたが全然そんなことなかったです。とにかくドラムがいい。哀愁漂うサウンドの後ろで時にタイトに時に変則的に時に思いのままに存在を主張してて印象に残る。淡々としたボーカルもひりひりしているなと思う。
感情を押さえつけているのに、どうしたって漏れ出てしまう何か。そんな事を思いました。



James Blake / The Wilhelm Scream
「むしろゴスペル」というツイートか批評かを見かけて納得した気がする。ダブステップあんまり詳しくないのでこの作品は私の中では超大雑把に歌モノ分類されまして、その中でも一番歌的な意味で好きな一曲をあげてみました。James Blakeを聞いた時の感覚が昔にIDMという物を知ったときの感覚に似ている気がしたのは、ベッドでヘッドフォンしてろよ的なマインドを感じたからなんでしょかね。CMYKみたいな曲が少ないから余計にそう感じるのかも。今はDOMMUNEとかもありますからねー。引き篭もりにはいい時代になりました。
アルバムは気怠くブルーな空気が全体を覆っていたけれど、通して聞くと切実さのようなものを感じてしまい心が震える。これこそが固く小難しいサウンドにソウルフルな歌を声にエフェクトかけて乗っけてみましたみたいな手法にまんまと嵌ったってことなのだろうか。



Fleet Foxes / Grown Ocean
ううう、こういうの入れるのはスノッブ糞食らえな私らしくないと思いながらも素晴らしいと思うので入れました。シアトルのバンド。レーベルはサブポップ。一部で騒がれていたけどその「一部」に嫌気がさすこともあった(が、自分がそこに属しているのも分かっている)2011年前半でした。アメリカンミュージックやブリティッシュフォーク、古典的音楽へのルーツが指摘されるけれど、そういうのを超えたところにある、誰もが持ってるノスタルジーを呼び起こすような音だなと思いました。壮大なサウンドスケープと評される曲の感じとかも含めて。前作より渋くなりましたが、だからこそ響く美しさがあるなーと思う。



andymori / 革命
The Birthdayの新作「I'M A JUST A DOG」が想像していたよりも遥かに良くて迷ったのですが、こっちの一曲を。前作のクセのある感じとかどろっとしたような感じとか若者らしくイライラしてる感じが抜けてバンドサウンドが押し出されてましたね。
この時期にこんなフックが軽くて力強い言葉を押し出してきたところにぐっと来たので入れました。強くあって欲しい、そんな願いを込めまして。廃刊になってしまうすぬざ最終号のレビュートップもこのアルバムでしたねぇ。



おまけ
哲くんが新たに始めたバンド、THE JUNEJULYAUGUSTが良かった。私やっぱりこの人の歌が好きです。
http://www.myspace.com/thejunejulyaugustofficial