ヴァイオレット・エヴァーガーデン

いやー、今日は羽生くんと宇野くん、そして藤井五段と本当にすごい一日でしたね……。感動したーー。
見出しだけ見てると名人な羽生さんが金なんだか負けたのか分からないカオスｗ
この子達を見ていると、良いことも悪いことも、現実というものはフィクションを軽々と超えていくものなのだなとしみじみ思う。フィギュアスケートも将棋も、これが漫画だったら「いやいや、ねーよ」と苦笑いしそうになる超展開だもんねぇ。重く伸し掛かるプレッシャーを跳ね除けての勝利とか本当にすごい。言い足りないくらいのおめでとうを捧げたい！！　Congrats!!!!!!!
今期は良い意味で優等生なアニメと問題児なアニメがあってカオスですねｗ
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』はもちろん前者の方なのですが、最近は毎回終わりにほろっとしてしまう。始まる前はあらすじ読んでもさっぱり意味が分からず、ヴァイオレットさんがfateのセイバーに似ていたので男性向けのそういう話なのかと思っていたくらいですｗ
でも蓋を開けてみれば、これはどちらかと言えば女性向け寄りですよね。ストーリーや世界観がジュブナイル的で。
説明だけみてると自動手記人形とはなんぞや、みたいに身構えてしまうのですが、要は文字が書けない人の代わりに手紙の代筆作業を行う仕事の呼び名のことで、『人形のように美しい』ヴァイオレットさんの容姿と、『人形のように』無表情かつ心がないヴァイオレットさんの内面とで意味をかけていると思われる。
元々は孤児で、謎の殺傷能力がある元兵士、という謎の設定があるヴァイオレットさんはロボットのように感情がない。
ヴァイオレットさんが唯一熱い忠誠を誓っているのがギルベルト少佐という人物で、ヴァイオレットさんは少佐と離れ離れになる際に告げられた「愛している」が何なのかを知りたくて自動手記人形になった、みたいな話ですかね。ロボットが感情を学習していくような話みたいなもんです。ヴァイオレット以外の皆はヴァイオレットが少佐のこと好きで、相思相愛なの分かってるんだけどｗ、ヴァイオレットだけが分かってない、みたいな感じなのかな。少佐の行方が作中であんまり語られなくて、死んでる感じなの匂わせてくるのがつらい（と言いつつワンチャン死んでない方に賭けている）
絵はさすがの京アニクオリティーで背景の自然風景が本当に美しい。
18〜19世紀のヨーロッパを思わせる架空の街も好きな人にはたまらないと思う。
　
　
　

あと今週の天文所回は胸きゅん度がやばかったですね！！
今じゃ絶滅寸前だと思われるほど清清しいツンデレ少年・リオンくんがあっという間にヴァイオレットに恋をしちゃうんです。　で、色々あってリオンがヴァイオレットを彗星の観測会に誘うんですけど、そのシーンが超京アニクオリティーでやばかったです。ともすれば単調になりそうな星空をあそこまで印象的に描けるとはって感じで京アニの気合を感じました！
前回の絶滅寸前クラスの女ったらし・ダミアンさんといい、この辺の胸きゅん感がめちゃ女性向けっぽいｗ　……ので、このアニメが前評判ほどは騒がれてないのかなとは思いました。わたしはすっごく好きですけど！！ｗ
リオンくんとの別れのところも王道なアオハル展開で良かったですよねぇ……。
ヴァイオレットがいるCH郵便社の上司・クラウディアとか配達員のベネディクトも好きなんですけど、外国のアニメ好きの感想で、「クラウディアのヴァイオレット”ちゃん”呼びが気になる」というのを見かけて以来、わたしもそれが気になってしょうがないｗ　確かに「ヴァイオレット」ってそのまま呼んだ方がしっくりくるねｗ
世界観や空気感が本当に素敵だし、話の落とし所がなんとなく分かっているので安心して見ていられる。
Netflixで全話見られるので、興味がある方はぜひとも、チェックしてくださいな。