Zykos/Comedy Horn

テキサスのインディーバンドの1stアルバム。これ今年の5月に出てるんだけどこの前2ndが出たばっかり。リリース早いな。エモってよりも一昔前のグランジの音に近かったりもする気がします。なんか聴いててスマパン思い出したんだよなー。アクを抜いたビリーコーガンみたいなボーカルだし。Catarine Davisのピアノがとにかくいい!普通のバンドで言うギターの役割をピアノが引き受けている曲とかあるんですけども、それが本当に素晴らしく上手くてセンスがいい。クラシックピアノならってたらしいです。さすが。とにかくピアノが存在感ある。だからと言って哀愁あったりバラードかって言うとそうではなくてむしろアグレッシブなんですよね。やたら性急で軽快なドラミングとピアノが本当に絶妙。全体的に疾走感あるエモサウンド。高速でチキチキ言っててかるーいドラムに流れるようなピアノ+ビリーコーガン系ボーカルの叫びが入ってるM2が秀逸。ソニックユース的気だるさやイギリスのバンドのようなメランコリーさも持っていたりしてなかなかカッコ良いです。御幣を生む言い方かもしれないですが一昔前にデビューしてたら売れてたのかも(笑)。いや、今聴くから逆に新鮮に聞こえるのかもなー。「俺たちには流行りなんて関係ないぜ」っていう意思を感じます…(笑)。そういうの好きだけどね。むしろそういうバンドのほうが好きだ。