夢は不満足から生まれる!
おぉ、そうだ。本当にそうなのだ。


やっと踏ん切りがついた。
あぁ、なりたくなかったクソみたいな大人になっていた。会社に入ってがむしゃらに働くうちにクソみたいな、なりなくなかった大人になっていた。
君を批判したいんじゃない。
私にとって、会社員になって毎日パソコンと格闘することはすごく灰色で、大事な何かを削り取っていく作業に思えた。あくまでこれは私の話だ。君を批判する話ではない。君が毎日に満足するならば胸を張ればよいし、今の状況に誇りをもってこんなくだらない話は笑い飛ばせばいい。
これはくだらないことをいつの間にか笑い飛ばせなくなっていた哀れな大人の話なのだから。
これは君を批判する話ではない。
君がバカにすればいい話だ。


そう。
うん、やっと使えた。「そう」。
ずっと胸に引っかかる衝動を持っていた。吐き出せない想いを文章にして吐き出していた。それは誰かに伝えたい衝動。人との距離を計るのが苦手だった自分の衝動。人に優しくしたいから、書き続けていた。
今、自分がしたいことはそれだ。
もう一度、自分の思いを記録していくこと。
そして物語を刻みたいんだ。14歳の自分が何かをつかめるように。

世界は自分の鏡だ。
今の世界、この空の色、君はどう見えているのだろうか。