今朝はもし6時前に優希に起こされたら黙祷しようと思っていたのだが、5時の授乳後崩れるように眠ってしまった。冬の6時前なんて寒いし、一番布団に潜っていたい時間だ。そんな時間にいきなり地震で叩き起されたら、それはもう、何が何だか分からない状況になるだろうなと思った。


15年前は中学3年生だった。高校受験を控えていて、毎日勉強しながら深夜のオールナイトニッポンを聴くのが楽しみだった。
よく覚えているのは、石川よしひろが泣きながら放送していたこと。次々入ってくる被災の状況に耐えられず、泣きながら話していたこと。そしてそれをリスナーに「しっかりしろ!」と叱咤されていたこと。それを聞きながら「関西で凄いことが起こっているのだ」と思っていたこと。塾に行ったら先生が「神戸の受験生は不安だね・・」と悲しそうな顔をしたことだ。
東京に住んでいた私にとって、神戸の光景は想像より遥かにかけ離れていて、まるで絵空事に思えるくらいだった。
15年前の記憶なんて遠に薄れて行くものだろうに、こんな私ですらここまで鮮やかに覚えている。きっとリアルに体験された方・被災された方にとっては決して忘れることのできない体験なのだろう。
こんな私に気安い言葉など出てこない。
決して触れられないものがそこにはあるから。



だから、聴こうと思うのです。
ソウルフラワーユニオン / 満月の夕




Twitterで「#19950117」というハッシュタグが出来てますね。当時リアルで体験した人の話は生々しい。
http://twitter.com/#search?q=%2319950117



阪神大震災から15年(さなメモ)
http://www.satonao.com/archives/2010/01/15.html



iTunes経由でハイチ地震の被災者へ募金が出来るようになったそうです。きっとこのサイト見るような人は殆どアカウント持っていたりすると思うので載せてみました。
http://ow.ly/WIWy



最近、今になって七尾旅人の「911 fantasia」を聴いている。1995年という年は本当に凄いことがたくさん起きた年だったんだな。この作品では「虚無ーん的」なものが95年から広がっていくんだけども、今の2010年、どうだろう。
00年代ってずるずると90年を引きずっていたような感じで個人的にはスッキリしない10年だった。
10年代はもっと悪くなるって人と面白くなるって言う人がいるよね。
私は水面下はもっと面白くなるんじゃないかと思っている。そういう面白いことを探せて、そこに飛び込める人はもっと面白い年になるんじゃないかと。だから、うん。感度を高めてアンテナを伸ばすのが一番だ。好きなことに飛び込めるフットワークの軽さを少しでも持っていたいなぁ。そういうの、大人になればなるほどなくなっていくからさ。