GALAXIE 500 / BLUE THUNDER

弱さとか。青さとか。悲しさとか。ギターとか。痛みとか。若さとか。ベルベットアンダーグラウンド。夜の闇。夜の色気。闇の美しさ。繊細さ。オルタナティブ。掻き消えそう。消えそうで消えない炎。インディーズ。ミニマルな演奏。抑えきれない叙情。冷静さ。失望。鬱屈。泣きそうな光景。疲れた毎日。同じことを繰り返す。どこもかしこも悲しみに満ちていて、それでも美しいものもある。夜の色。だから膝を構えたまま。それでも音を出してみる。
なんかそういう感じ。他がミニマルで淡々としてるくせにメインのギターの音だけやけの泣きメロ全開なんで困る。音にしがみつかれて身動きが取れない。引き裂かれそうなトランペットの音もかなり来る。GALAXIE版のセレモニー(JOY DIVISIONのカバー)が大好き過ぎてこの前思わず12インチ買ってしまった。B面の一曲目に入ってる。この曲は何もかもが凄すぎて私の言葉なんかじゃ言い表せないくらいに好き。このレコードは死ぬときに棺おけに入れて欲しい。頭を抱えて胸を掻き毟りたくなる。そのくらいに自分を突き動かす。頭痛い。何だこの曲。
ベルベッツ。全く持ってベルベッツだ。立ち尽くすくらいにベルベッツ。非常に生々しくて痛々しい。それでもある種の感情を捨てきれずにいる人は惹かれずにはいられない。いやいや、今考えるとベルベッツって凄いですよね。すげー。ホントすげー。ベルベッツのギターの感じが好き。そう、それそれ。多分分かる人は大きく頷いた、今。


http://www.splendidezine.com/features/galaxie/
昔病んでる病院で知り合った人に「多分ベルベッツの聞けないと思うよー、ルーリードの音耐えられないっしょー」って言われたことがあるんだけどもそんなことない。むしろ引きずり込まれている節があると思う。抜け出せない。
聴いてると抜け出せない。やっぱり麻薬に近い。真剣に思う。
あんま聴くまいと思ってたけど聴いてしまった。CDだけにしとけばよかった。正月にシングル見つけて買ったの失敗だな。聴きすぎだ。




3回目だけどなかなかに沈んだ気分なんです、今日。