フジロック05
苗場で携帯無くしたのでそこに入ってた写真が失われた。(←発見されました。数日後に届くらしいのでそしたら写真入れたの更新します)
ちょこちょこmixiの方で更新していたのでそっちの写真使い回しでやってみます。そんなわけでフジロックレポ。
が、とりあえず一旦寝ます(笑)
7/28〜7/31:FUJI ROCK FESTIVAL 05
「僕は死ぬように生きてたくはない」(中村一義)、が今年のマイベストフレーズ。
<入り口ゲート(前夜祭前)>
前夜祭の時にずっと奥田民生が流れ続けていて、その後に木村カエラが流れてたのは誰の仕業なんだろうな。テントで昼寝しながらぼんやり聴いてた。
<自然の前では人は無力である>
3日間全部雨が降ったという。しかも2日目とか雷超凄いし。豪雨だし。
毎日朝は晴れててクソ暑い(現に日焼けしまくり)なのに午後になると天候急変。
今年は毎朝銭湯行ってたんだけど、風呂で体洗うとタオルが黒くなるという・・。ちなみにこの靴は2日目のあの大雨で駄目になった。ホワイト〜グリーンのぬかるみっぷりはやばい。グリーン後方の泥ゾーンはもう無理ぽって感じ。あそこは長靴以外は敗者になる。
これはオレンジの沼地帯。・・そう言えばオレンジのタイラーメンとカレーがすっげー美味しかったです。
<前夜祭>
Banda Bassottiがやたら楽しかった。
イタリアのバンド。スカ。陽気で良かった。ボーカル後半疲れてた(笑)
前夜祭で静岡から一人で来たという女の子と仲良くなって一緒に銭湯行って来ちゃったよ。22歳とかって、若いのにデッドヘッズなんだぜ(笑)。すごい。ガルシアにについて熱く語ってもらった。帰りに新宿寄ってブート買ってくんだって言ってたな。
そういう子と普通に出会えるのがいいなと思う。普段そんな子に出会わないもん(笑)
その子お薦めのYonder Mountain String Bandがとても楽しみになる。ちなみに、3日目の朝、温泉行くときその子と再会したんだけど、やっぱりYonder Mountain String Band(2日目にアヴァロンでもやった)が最高だったらしくて期待度大。
連絡先なんて聞いてない。「きっとまた会えたらどっかで会うよね」って言って別れた。そういうのがいいなと思う。うん。無理してない感じだ。
フィッシュアンドチップスを今年も食べた。ウマー。店員のお姉さんは目が合うと微笑み返してくれるんだぜ。可愛い。
<7月29日>
初日の朝。暑くてホント日焼け止め塗らないとやばいって感じだった。雲ひとつ無くて風も穏やかだったのに。山の天気はホント変わりやすくてこれを信用しちゃいけないんだなぁって感じだった。
それにしてもテント埋まるのが今年は早い!レディースゾーンとか埋まるの早すぎ。
人多いんだなぁと実感。
・Your Song Is Good(ホワイト)
ホワイトステージ(下の写真)でユアソン。キーボード&MCの人がめちゃ面白い。スカなんだけどリズムが面白かったりする。単調な曲ではないので聴いてて楽しい!!初っ端なのでみんなテンション高かった。太陽の下気持ちよく踊れました。
・風味堂(ヘブン)
ヘブン〜オレンジへと続く、森の中の道。
ヘブンをフラっとしていたら面白そうだったんでつい見てしまった。ジャジーでスウィートなメロディー&ポップな3人組だった。ピアノが入ってて、軽くて小気味がよい感じなので結構人が集まっていた気がする。面白かった。根がジャズなのかな。たまにアダルティーなR&Bみたいなのもやってた。どれもいい歌だった。CMで使われてる曲もやっていた。
テレビで流れるのもさ、こういうバンドがもっと増えればいいのにと思う。
メロディーが面白くてそれに惹かれてしまった。
またもヘブンでいいバンド見っけた。
・Eddi Reader(オレンジ)
オレンジでエディーリーダー!これもふらっと立ち寄った感じだったんですが、やっぱりとても良かった。CAKEもBanda Bassottiも蹴ってしまったんですが、それでもいいやという感じでした。あんなにトラッドっぽい音なんですね!!ソロって聴いたことがなかったのですが、すごくトラッドっぽくて、それが彼女の歌声にはまっていてとても良かった。思わずぼーっと聞きほれてしまった。MCもフレンドリーな感じで素敵だった。
ソロアルバム&今度出る新作買ってみようかなと思った。
・TOKYO NO.1 SOUL SET(ヘブン)
雨の中いのしし丼。美味しいんだけど肉が激固い。この後箸が折れる。
そしてヘブンでソウルセット。なんか「Jr.」のイントロ聴いたとき「うわぁぁぁぁぁ」ってなってしまった。その部分で大興奮してしまった。ちょっと感動した。「ラーラララーラーラララララララー」
渡辺さん、川辺さん、BIKKEっていう3人並びはやっぱ見ると嬉しくなりますね。音でかかった。と言うかヘブンは全体的に音でかかったですね。今回結構オレンジにも行きましたが、めちゃめちゃヘブンの音が聞こえまくってた。そしてニューアルバムからの曲が多くて、その分踊れる感じだった。普通の感想になってしまいますがグルーブ感があってそれが良かった。下のほうでぐるぐる鳴ってる感じで。その音に渡辺さんのあのボーカルが乗ると「うわぁ」ってなってしまう。
「The Fifth Door」とかすっげーかっこよかった。川辺さんの動きがめちゃくちゃカッコ良かった!!「Sunday」もやったよね?なんか嬉しかった。
・the beautiful girls(ヘブン)
ヘブンで半分くらいビューティフルガールズを見た。オーストラリアのバンド。思った以上にバンドバンドしていた。キューピーマヨネーズの曲聞く前に去ってしまった。
多分晴れた日にビール片手に聴いたら気持ちよかったんだろうなと思う。ジャックジョンソン系サーフミュージックなので。
・・・・・・ただ、雨降ってたんだよ・・・
・ザ・キングトーンズ(オレンジ)
素晴らしかった!リーダーの内田正人さんが去年、脳卒中で倒れてしまい、フジもキャンセルになった。それで今年いよいよって感じでとても楽しみにしていた。なんと内田さん復帰第1弾ライブ。メンバーに付き添われるようにして出てきてとても素敵なおじいさんだった。内田さんの弟子であるジミーが参加していてリーダーのフォローをしていた。ジミーもとてもいい声だった。
で、キングトーンズ。素晴らしくて泣きそうになってしまった。ドゥーワップっていう、なんか田代まさしがやってそうなバックバンドのいるアカペラ音楽なんですけども。歌が素晴らしいっていうのもあるけれど、それ以上にとても歌心があるなーと思った。ドゥーワップ始めて45年だってよ!ずっとそれやってるんだよ。聴いてて「あぁこの人たちは本当に、根にこの音楽があるんだな」と思ってしまう。そういうのって強いと思う。3日目に見た上原ひろみも本当に楽しそうに演奏していたもの。
ロックンロールをR&B風にアレンジしてくれた曲やドリフターズのカヴァー、オールディーズのカヴァーなど盛りだくさんで、勿論グッド・ナイト・ベイビーもやった。
私が初めて音楽聴いたのって父親の持っていたオールディーズのコンピだったんだけど、そういう時の新鮮な気分が蘇ってきて本当に良かった。あの手の動きもとても面白いな(笑)。サンボマスター、赤犬と並んで見ていると動きを真似したくなる感じで。
MCもトークショーっぽくて笑った(笑)。日本人なのにナンシーって名前のナンシーもバリヤバロケンロな歌歌っててかっちょよかった。
内田さんは2ヶ月前まで歌ってなくて、この2ヶ月間で歌いこんだんだそうだ。途中で少しだけ参加していた。そんな内田さんが「それでは最後のこの曲を選びます」って言ってやったのが「スタンドバイミー」。素晴らしいですよね。私も50年後こんないかした人間になりたい。アカペラとかホント素晴らしかったよ。「good old acappell」っていう定番(らしい)曲をやってくれた。どれも凄く響いた。ホント小手先じゃ出来ないって。お手軽にアカペラでR&Bとかやってるだけのものとはわけが違う。根に確固たるものがある人は強い。
最高でした。
どぅーわっぱっぱーどぅーわっぱっぱ(真似してたら移った)
・Steel Pulse(ホワイト)
ホワイトでSteel Pulse。なんか前の方でコーラルのメンバーを見た気がしないでもないんですけども。あんま自信がない。イギリスのベテランラスタマン。ゆるーい感じの、けど踊れるレゲエ。凄いステージを走り回って盛り上げていたのが印象的。今年はスカとかレゲエいっぱい聴いた気がするけど、Steel Pulseは正に王道のレゲエ!って感じで楽しかった。ベテランらしく聴きやすかったしとても安定して楽しめました。
やっぱりこのテンポ、このリズムがいいなぁ。
・The Pogues(ホワイト)
ダントツでベスト。SEでジョーの声が流れて、しかもアンコールがFiestaって時点でやばすぎですよね!。SEでクラッシュ聴けた時点でもう感無量すぎだった。興奮でやばかった。最後はみんな踊りまくってましたね。勿論自分も踊りまくってしまいました。本当に、(一人いないけど)オリジナルメンバーだなんて信じられないって感じだった。
シェインは赤いジャケットみたいなのを着てて、既に怪しげな雰囲気になっていた。もうぐだぐだすぎて歌えてないもん(笑)。だらだらしてるしMCもただのクダ巻きおっさんになっている・・。1曲ごとに「サンキューシェイン」って言われて舞台袖に帰っていくんだけど、自分の歌わないところで明らかに飲んでる(笑)。ウイスキーがどうたらって言ってたから多分ウイスキー飲んでるんだろうな。すげーって感じ。ホントこういうのを地で行ってるんだな、と。ぐだぐだでもそれが許される酔いどれ親父シェイン。あのだみ声みたいなのがかっこよすぎるなと思った。一度生で聞いてみたくてしょうがなかった「Bottle Of Smoke」をやってくれた時点で感無量っす。それまで降ってた雨もどうでもいいくらいだ。
フェアリーテイルはやってないけど、しょうがないです。それ以上に楽しかった。なんか嬉しすぎてにやけた。CD通りみたいなキレはなかったけど、本当に楽しいしかっこいいし、あのステージの光景が目に焼きついて離れないです。かっこよすぎ。
「Thousands are Sailing」も良かった。
あの演奏を生で聴けて感動。あの音たちを生で聴けて感動。アコーディオンもマンドリンも、そのほか名前知らない楽器も、POGUESになるとむちゃくちゃかっこよくて…。
言いきれないくらいに良かった。心から思う。見れて良かった。ベスト。
・ROVO(ヘブン)
ヘブンでROVOを途中から。POGUESが良すぎて、しかも疲れていて最初ぼーっと見ていたのに、どんどん引き込まれてしまい、最後踊ってしまいました。ROVO良かった。今までフェスで横を通り過ぎたりして、ちゃんと見たことはなかったんですが、生で見たらもう。演奏凄すぎでポカーンって感じ。勝井さんのバイオリン凄すぎ。あの音色にテンション上げられてしまう感じ。あれ何なんでしょうね、凄すぎる。なんかROVOでよく言われる「人力トランス」ってのを体感した気がするよ。ドラムも凄すぎて…。圧巻。人間技なんですかあれは(笑)。ROVOって端から見てたら「なんでこれでそんな陶酔してんの?」って思うと思うんですよ。リズム複雑だし常にガンガン上げているわけでもないじゃんか。けど見てて思ったけど、あれは「端から」聴くじゃなくて「中に入って」聴く音楽なんだなと思った。あのテンションは凄いと思う。あそこまで神な感じのツインドラム、トランシーな音はねぇ。引き込まれずにはいられないと思う。ROVOって凄いよね。「ROVOみたいなバンド他にない?」って聞かれてもあんま答えられないもん。意識飛びまくりだった。
最後に「フジの、このヘブンという場所で出来るのが凄く嬉しい」「こんな長い時間付き合ってくれて嬉しいです、ありがとう」って言って、アンコール1曲やって終わった。凄まじい演奏だったな。初めてちゃんと生で見たんで面白かったです。
・赤犬(苗場食堂)
U・N・C・O。
・・・と言うか今年も見てしまったよ赤犬。この日は脱がずに下着までで収まっていた気がする。今年も聞いたぜ「UNCO-ウンコがすきです-」。大盛り上がりの苗場食堂で今年も「ウ・ン・コ!!」とか大合唱してしまいました。
相変わらずスカっぽい、演奏しっかりした、ホーン入った陽気な歌謡ロック。みんな踊ってた。赤犬ファンの外人のお姉さん去年も見た気がする・・。MCで「素人童貞のやつちょっと来い!!」とか言ってステージに上がらせてた。そして「恋はシグナル」やってた。「赤犬マンセー」とか客に言わせててうすげー笑った。「万歳じゃない、マンセーって言え。俺はお前らの喜び組みになるぜ★」と言ってた。心から馬鹿だなぁと思った(笑)
ブリーフだったよね?ちらちらグリーンのパンツが見えたんだけどあれはなんだったんだろう・・。目が悪いからその辺微妙だ。面白かった。笑った。
<7月30日>
・copa salvo(ヘブン)
前にエゾで見逃していたので見られてよかった。陽気で南の空気満載な大所帯バンドだった。かなりラテンっぽい。パーカッションの音が凄く良くて、涼しげ。「コパー!サールヴォー!」って叫ばせてた曲が楽しかった。ヘブンに出るバンドって楽器多いよね(笑)
ピアニカが陽気と哀愁の狭間にあって素敵。
・Dachambo(ヘブン)
ところ天国。ここのカレーは美味しい。
ところで、今年はヘブンの音でかすぎじゃなかったですか?100s待ってるときにダチャンボの音が聴こえてきたのですが、もう凄かった。かなりアゲアゲな感じで、昨日のROVOのテンションを上げた感じ。雨の中無茶苦茶盛り上がっていて、客の「おおおお」って声とか聞こえまくってた。そりゃーあんだけのことされれば盛り上がるでしょう!ってくらいだった。
激しく見たかった。見ておけばよかった・・・。音が、ベース音が物凄くブンブン言ってるし。しかもROVOと同じくツインドラムかー!!マジで後悔。見ればよかった。トランシーでサイケデリックでもーう激ヤバだった。ダチャンボ、ホントライブ見たくなった!!
という訳で要チェック。
・Leyona(オレンジ)
100sの前オレンジで見ていた。すーごいゆるい感じのレゲエベースのウタモノ。たまに渋い感じの曲もあったりして、歌も声も良かった。ずーっと「サンキューベリマッチョ!」って言ってたな(笑)。MC聴いてると姉御肌っぽい感じで嫌味が無くて好感持ったよ。
最後の曲が凄くよかった。いつまでも終わらなくてずっと音が続いていく感じの曲だった。私はそういうアレンジの曲に弱い。基本はウタモノだけどバックの音とか曲がいい感じにゆるゆる。それが凄くいい。面白かった。
・100s (Hyaku-Shiki)(オレンジ)
100S待ちの人々(inオレンジコート)。この後あの大雨が来て人々は立ち尽くす。
もうね、1,2,3とロックンロール、そして新世界やってくれて、最後がキャノンボールだったのさ!!まじで嬉しかった。100sの曲しかやらないと思ってたから。
中村君は凄いよ。ホント。新世界で泣いちゃったもん。あの曲最高に泣ける。今聴くと泣ける。あのギターの歪み具合が胸に来る。歌詞も大人になった今だからこそ来る。予想以上に夢は夢で過ぎていくことを知ってしまった今だからこそ泣ける。どんなに泣かないようにしたって涙がこぼれることに気付いてしまった今だからこそ、この曲が大好きになった気がする。チャゲアスばりに手を振り上げていた中村君の姿に感動した。
ロックンロールは途中で間違えててやり直してた。バンドになって中村君もメンバーも皆楽しそうでとても良かった。バンドになってむにゃむにゃって言う人も多いけれど、そうでもないよ。凄くいい歌歌ってると思った。あぁいう姿を見てしまうと、あぁいう音にされてしまうと、もうこのままでいいよと思ってしまう。確かに思い入れは昔の方があるけどさ、100s、楽しいもん。
けど1,2,3はもう聴けないんだと思ってただけに不意打ちでホント良かった。中村一義を聴きまくってた頃を思い出してしまってすっげー懐かしかった。イントロで会場が「おおおお」となってたのも凄かった。
「来て本当に良かった」って言っていた。
こっちも見れて良かった。「そこで愛が待つゆえに」
・CHRIS MURRAY COMBO(ヘブン)
写真は雨のヘブン。CHRIS MURRAY COMBOはこの日のベスト。
100sが終わってからホワイトのサンボかレッドのPEALOUTに行く予定だったのですが、折りしものスコールで足元ぐっちゃぐちゃ。それに加えてオレンジで100s、ホワイトではHAWAIAN6が終わり、その後でレッドではピールアウト、グリーンではスカパラ、ホワイトではサンボってことで民族大移動しまくりんぐ。とにかく人多すぎで萎える。ホワイトステージですら行くのが困難だったので全てを諦めてヘブンに引き返す。
ほんっととにかく二日目人多すぎ!!やばいくらいに多かった。雨降ってて辛いし、予定を全部変更してダイナソーまではずっと奥にいた。ただ、サンボとピールアウトがめちゃくちゃ良かったらしいってのと、Gang of Fourの楽器の破壊っぷり、演奏の神っぷりを見たかったってのが後悔ポイントだ・・。特にPEALOUTはホントに残念。誰かセットリスト教えてください…。来年はせめてステージ間の移動できる位になって欲しいな・・。
そんな感じで偶然見たCHRIS MURRAY COMBO!!これがサイッコーでした。レゲエ・スカのバンドなんですが、適度にゆるくて適度にあげあげでほんっとうに凄い。ロックステディな曲とか超いかしてる。かっけーーーー。雨で足場悪いのに踊らずにはいられない。つい体が動くくらいに音が柔らかくて最高!!みんな踊ってたし「これ良かったねー」って言う人いっぱいいた。勢いだけでもないしこれはかなり気に入りましたよ!音源買う。絶対買う。出会えてめちゃ嬉しいっていうくらいに良かったバンドです。
途中でソウルセットの渡辺さんが参加して「とてもいいバンドなんで皆さん楽しんでください!」って言ってった。そしてその後スカフレイムスの人も参加したよ。
雨だったけどとても気持ちの良い音楽だった。こういうのいいな。
・Lightning Blues Guitar Sessions(オレンジ)
泥沼と化したオレンジコート。
PaPa Grows Funk (from New Orleans)、仲井戸"CHABO"麗市、山岸潤史、石田長生、CHAR、土屋公平、ICHIRO、小島良喜 ...and more
と言う、ぎがやばすな感じのセッション待ちの人たち。
会場のあまりの人の多さにスケジュール変えてオレンジでライトニングブルースセッションズを見る。基本的に一人ずつ出てきて1,2曲やってってって流れだった。持ち歌もありのカヴァーもありのって感じだったな。その名の通りなんですけど、ギター凄すぎ(笑)。みんな演奏凄すぎって感じだった。歌ってもいるけどさ、なんかギターだけ普通に聴いててあんだけかっこいいのは凄いと思う。
あ、そうだ。BandのWeightをやってくれた!!去年のmoe.もアンコールでこれやったんだ!!めちゃ嬉しい。
CHARさんが出てきたときがめちゃくちゃ盛り上がってた。石田さん→土屋さん→CHABOさんって流れだったんだけど、MCで「日本一のブルースマンを紹介するぜ!!」っつって出てきた。みんな興奮していてそれ見てるのが楽しかった。っていうかCHABOさんが歌いだしたら雨が止んだ(笑)。すっげーと思ってしまった。土屋さんと並んだときに「麗蘭だぜ」って言って2曲、麗蘭の曲やってた。「今夜はR&Bを…」の時に前の方の外人がやたら喜んでて、嬉しくなった。あと1曲はカバーだったけど、曲忘れた。ごめん。「今夜はR&Bを…」はばりいい曲だなと思った。
そんでもってCHABOさんがCHARさん紹介して、二人で曲やりだしたときにオレンジコートがSUGEEEEって空気になってた。
これ普通に見てて面白かった。見てて思ったけど基本はブルースとかR&Bなんだなと。キングトーンズにしろなんにしろ、根っこに一つ大きいものがある人って凄いですよね。そういうのが伝わる音ってある気がする。「あぁ本当にこの人たちこれ好きなんだなぁ」みたいな。説得力がある気がするし、そういうのに出会うと何故だか嬉しい。だから見てて楽しかった。
・My Morning Jacket(ヘブン)
MCで「feel heaven」を連発していたのが印象的。去年のmoe.ばりのものを期待していたんだけども、普通に良かったって感じかな。「One Big Holiday」の時がかなり盛り上がっていた。あーれはホントいい曲ですよね。最後の方とかみんな盛り上がってましたね。思ったよりもラウドってよりは渋い曲が多かった。ボーカルの人の歌声の伸びが良すぎ!!あの声が想像以上に素敵だった。
けどギターの演奏とかはオルタナなんだよねぇ(笑)。そのギャップが不思議でそそる。ベースの人がどっからどう見てもメタラーだよって感じだ。ずーっと指で弾いてるんだけどなんか途中暴れてるようにしか見えなくて弾き方もバンバンベース叩いてるようにしか見えないのでそれを凝視しまくりだった。横のギターの人は爽やかな青年なのにボーカル&ギターの人は髭がもじゃもじゃで、「なんだこのバンドは」って感じだった。ど真ん中でベースの人ベンベンベース叩いてるしさ(笑)
切ないメロディーとサイケな部分が良い感じでした。
何故かマイクスタンドに熊のぬいぐるみがぶら下がっていた(あとで写真貼る)。
・Dinosaur Jr.(ホワイト)
・・・・・・私の隣にいた小さくて可愛い人は市川みわこ(ごめん間違えた。チャラでした。市川みわこは違う日にホワイトの辺りで見た)だった。あとその横に浅野忠信がいた。毎年見かけるなこの人・・。そんなことよりみんなダイナソーに夢中。
なんかJがえーらい機嫌良かった!!MCも機嫌良さそうだったし、予想以上にMC多かった。「ワンダフルピープル!!」って言ってくれた。
ルーとの仲どうなってんだろうなと少しハラハラしたんだけど、ルーも楽しそうで良かった。
予想通りに客のテンションも上がりまくり。再結成とか言いつつ実際どうなんだろうと思ってたんだけど、予想以上にダイナソーって感じで嬉しかったです。ダイナソーってグリーンマインドの印象が強かったりするけど、ライブ見てると普通にハードロックって感じじゃなかったですか?(笑)。ギターとかめちゃくちゃかっけーのですよ。哀愁たっぷりで、けどあの音とかあの弾き方ってどうしてもハードロックめいて聴こえてしまって、逆にそれが私的には良かったという。Jの生歌聴いて鳥肌もんだった。Jの叫んだときとか凄かった。
音がゴリゴリだったのにやっぱりポップで聞かせてしまう部分もあって「あぁダイナソー見てるんだなぁ」というわけの分からん感慨があった。途中でギターの音の感じがスーパーチャンクっぽいときがあって嬉しかった。「あぁ繋がってるんだな」と思ったりしたから。
けどまじでハードロックだってー!!(笑)。特にギターとドラム。
思いきし演奏ばっかり聴いてしまった。やべええええええええええええ。ギターかっけええええ。照明が赤かった。何て言うか、ひたすらにテンション上がった。メンバー相変わらずいヴィジュアル的にはいけてなくて良かった。
ひたすらに感慨深かった。
・Ryan Adams & The CardinalsとFatboy Slim
ダイナソーの後あまりに雨が酷いのでヘブンには行く気になれなかった。雨と泥でやる気を失ってFBSを少し見て、その後テント帰って寝てしまった。寒いし何より体力失った。
3日目にヘブンでライアン見た人から聞いた話。貴重な初来日だったライアンなんだけども、照明に切れたらしく1時間半のところを40分ほどで終了。しかも最後10分ほどはノイズ出しまくりで終わったらしい。「照明変えろ」「誰か英語分かる奴はいないのか」みたいなことを言って去っていった模様。切ない・・。
ファットボーイスリム。あの大雨のなかかなり大変そうだった。後ろの方踊ってないし。みんな寒さと足場の悪さで呆然って感じ。前の方は盛り上がってたみたいだし、晴れた日なら良かったんだろうなぁ。後ろの方は微妙だった…。ノーマン、あんなころころ曲変えちゃうもんなんだな・・。踊りにくかった気がする。そして音が小さかった!!あれはなんでなんだろう。ノーマンやってるその上では雷鳴すごいし。空は光るし雷落ちてるし、凄かった。
ノーマン、アンダーワールドとかロックフェラースカンクとか、この前のアルバムの曲とかホワイトストライプスやビースティーもかけてたけど、客席はあんま盛り上がってなくて切なかった。
レッドのUnited State of ElectronicaとLaurent Garnierが最高だったらしいね。雨で疲れすぎて寝ました。残念すぎ。
<7月31日>
・SPECIAL OTHERS(ヘブン)
ヘブンの露店はこんな感じです。
・bonobos(ヘブン)
THANK YOU FOR THE MUSIC!!
実は「愛してるぜ」にやられてしまいました。
そしてなっちゃん前にいるいしいさんを発見。さすが!!(笑)
・SOUL FLOWER UNION(ホワイト)
めちゃ楽しかった!前の方いたから気付かなかったけど人多かったらしい。中川さんも「人気バンドみたいやなー」って言ってた。一曲目はロロサエ・モナムールから「松葉杖の男」。最後は「インターナショナル」。「明日から社会の役にたたない人間になってください」って言ってた。正に今私はそうなっております。
「満月の夕」や「海行かば山行かば踊るかばね」や「極東戦線異状なし」や「風の市」そして「ブルーマンデーパレード」!!!!みんなでわいわい踊りまくり。阿波踊り状態で楽しかった。やっぱりソウルフラワーはライブで見るのが楽しいと思う。ジャンル問わず、音楽好きなら取りあえずは踊ってしまうような音とリズムだから。今回もモノノケサミットいるし、掛け声も冴え渡っていました。満月の夕の三味線もとても良かった。
POGUESとセットで見られたのも嬉しかったかもしれない。懐かしい音なのにすっげー楽しくてにやけまくりだった。ほんっと楽しかった。妹的にもめちゃ楽しかったらしい。
「とりあえず乾杯!!!」
・押尾コータロー(オレンジ)
オレンジに行く途中、森の中でこんな看板を目にする。
これ凄く良かったらしいですね(笑)。片づけしているろところは見た。ロスロボス今回何回やったんだろうな・・・。
・上原ひろみ(オレンジ)
・Yonder Mountain String Band(ヘブン)
マイ裏ベスト。ダントツ。前夜祭であった女の子一押し。本当に最高でした。ってなわけで私の今年の裏ベストに決定です。ブルーグラス、カントリーを基調としたアメリカのジャムバンド。結成は98年みたい。4人組。ボナルー出演者。
ブルーグラス、カントリーなんて全然興味なかったんだけど、脅威の楽しさだった。「そこまで躍らせるか!!」って感じ。ヘブンで見られたってのもよかった。あそこで踊りまくってたみ人たち見て、「あぁこういう人たちは今までどこに隠れてたんだよ」と思ってしまった。メンバーが「beautiful people!!」を連発してるくらいにほんっとに楽しい光景で「ここまでか!!」ってくらいに大盛り上がり。君ら素晴らしい。
すごくスカの感じが強くて、ずっと「ッチャ、ッチャッ」って鳴ってた気がする。それが小粋な感じだった。ハーモニーも素晴らしい。声に声が被って軽やかに伸びてくとこで大興奮ですよ!!!
カントリーってオッサンが酒飲みながらやってるイメージだったけど、こんなに軽やかに踊れてしまうものなんですねー!南って感じの音も強くて、とにかく楽しめた。マンドリンがめちゃ良かった!途中でかなりの雨が降ってきたけどそれに関わらず踊りまくり。本当に素晴らしかった。シンプルな演奏でここまで盛り上げたYonder Mountain String Band、大好きになった。これ見れて嬉しい。教えてくれてありがとね。裏ベスト。最高!!
・Soulive(ヘブン)
暗くて分かりにくいですがセッティング中のsouliveステージ
途中で私の前に入ってきた3人組がくるりのメンバーだった件について。
・Sigur Ros(ホワイト)
セッティング中のステージ
ベスト。ダントツ!野外でシガーロスなんてもう見られないかもしれないからsouliveの途中で抜けてホワイトに移動。
その数時間前に苗場スコールの大雨だったのですが、晴れて少し星も見えるようになったホワイトステージ。空気もひんやりとしてきた中、ステージには白い布がかけられて、更に雰囲気が冷たくなる。
ヨンシーの歌声と共にステージが始まるんですが、歌声だけでその場の空気が昇華されていくくらいに美しい。ホワイトステージの空気が静まっていく。少年合唱団ばりの美しい声に言葉が出なくなる。白い布でステージが見えないのですが、ライトに照らされ、そこに演奏しているメンバーの影だけ見える。オレンジ色のライトが本当に美しいのでその場に立ち尽くしてしまう。
布が外され、Agaetis Byrjunの一曲目、「Svefn-g-englar」。あまりの荘厳さと美しさで会場も陶酔モード。体動かしてる人すらあまりいない。後ろのスクリーンでは人形や赤っぽいものがぼんやりと映し出されてて、そういうアートワークですらため息が出るくらいにきれいだ。響き渡る声もチェロの弦で演奏されるギターもキーボードの幽玄さも全てが物凄く荘厳な雰囲気に彩られてる。
黙々とドラムが演奏されるのが印象的。その影も凄くきれいなのだ。最初の方は静かめな曲で、途中からドラムとかリズムがかなり目立つ感じの曲をやっていた。最後の()のラストの曲は圧巻!音の重圧も凄いしどこまでも夢見てるみたいな音だった。
シガーロス、侮ってたけどライブでここまで凄いだなんて思わなかった。美しくて荘厳で体動かせなかったです。ホント、天国に行きそうな音だった。取り残されるような音ではなくてそのまま白く昇華していきそうな音だった。これが多分グリーンステージで星空の元で、しかも寝ながら聴いてたりしたら多分相当やばかったと思う。もう死んでもいいやと思ったかもしれない。
グリーンや青のライト。バックに流れる白い光景。静かなだけではない音圧。演奏の素晴らしさ。低く鳴り続けるドラム。独特の音色のギター。ヨンシーの美声。
あぁ私はやっぱりこういう音が好きだなと思った。言い表せない。どこまでも美しい。ポストロックなんて一言で片付けられないと思う。
シガーロスが最後で本当に良かった。こんなに素晴らしいステージ見たらもう何もいらないよって思うくらいだったから。しばし余韻に浸ってた。幸せだったー。
無になりました。
最後に2回、メンバーが挨拶してくれたのも良かった。アンコールナシにシンプルに終わったのも良かった。とにかく良かった。それしか言えない。
最後、終演後にスクリーンに映し出されていた言葉。
「TAKK」
アイルランド語で「ありがとう」
そんな感じです。
<思ったこと>
・私の行ったフェスは90%の確率で雨降っててわろす
・3日間晴れてるフジロックは都市伝説ですよね?
・人が多かった
・ホワイト〜グリーン間の混雑移動はかなりイライラした
・雨すごかったけど、あそこまで濡れるとむしろ楽しくなってきてテンション上がる
・逃げ場がない場所でのスコール。みんなペンギンみたいにじっと固まっているのが可愛かった
・もう少しだらだらしたかった。おばさんだから
・ゴミはちゃんと捨てろ
・混んでるところで椅子使われると、腹立たしい。椅子自体はいいと思う
・ヘブンの釜焼きピザウマー
・ヘブンのお茶漬けウマー
・今年はいっぱいアクト見た。やっぱり豪華だった気がする
・来年は体力つけて朝まで踊れるようにしたい
・渚行きたい
・朝霧行きたい
・途中で見かけた中村達也すごいかっこよかった
・今年は邦楽でいいバンドがいっぱいあって嬉しかった
・ロックご飯は微妙だった
・ロック丼は気になった
・ホテルアンビエントが気になる
・ノエル観光も気になる
・来年は苗プリ泊まりたい
・本陣は洗い場を広くして回転率あげたら儲かるのに・・・
・ヘブンのウッドチップはかなり快適だった
・ヘブンの沖縄料理屋の人、泡盛頼むと2杯目無料にしてくれるんでありがたかった
・ぼーっと飲んでると「飲んでるー?」って言って注ぎ足してくれる
・その沖縄料理屋で3日、Yonder終わった後みんなで雨宿りした
・知らない人同士なのに写真とか撮ってもらって楽しかった
・しかも店員の人が「泡盛まわして飲んでいいよー」って言って、無料で泡盛くれた
・雨宿りしてた外人さんが張り切って屋根の水を落としていた。グッジョブ
・ブルーローズTシャツ買ってしまった・・・。あとソウルフラワー
・いしいさんやタクヤさんやとみぃさん、スズキさんなどとお会いした
・街中で踊りたくなる
・阿波踊りに行きたい
・今なら多分夕立来ても普通に歩いて家帰れる自信がある
・細かいことに気にしなくなった
・シンプルな考え方ができる
・何事も積極的に楽しめそうだ
・ビールウマー!
・風呂上り朝から飲むビール最高
・風呂上りにく食べるコシヒカリアイス最高
・NOは演奏上手かったらしい
・アフリカの太鼓叩き集団が面白かった。口で火消してたよな(笑)
・警察官多かったなー。ドラッグ?
・うはーブヨにさされまくりんぐ
・相変わらずauの携帯は死んだ。ただしwinなんでメールはいけた
・来年のためのメモ→ゴアの靴、ゴアのレインウェア、虫除け、防水スプレー、テントの浸水対策、夜の寒さ対策、日焼け止め、体力、足場、泥、豪雨の中でも踊る精神力、ライアン
・雨宿りしてるときに話してたカップルがすごくいい感じで素敵だったYO
・シェイン
・来年はポラリスとスマパンが見たい
・なんだかんだで楽しかったと思う
・精神的にフェス慣れしてきた自分がいるなと感じた
・あと7ヶ月
ソウルフラワーとポーグスとシガーロスばかり聴いている数日間でした。