悩める青春世代がみっともなく救われればいい


ハチクロ読むと青春スーツを再装着しそうになるので〜封印〜という事に相成りました。(←私の中では)

大人な野宮が「間違った自信、青春、思い込み、嫉妬、情けなさ」等を含んだ<青春スーツ>を纏った真山を「見たくもない学生時代のアルバムを無理やり見てる感じ」として遠ざけているように。
ART-SCHOOLとかSyrup16gを聴いて「救われた!!」「これがあれば生きていける」と書いている男の子や女の子や大学生のblog見てるとそれと同じ気分になります。
あぁ昔の自分を見ているようだ・・。
98年頃の自分を見ているかのようだ。
見たくねー。
その絶望や不安が分かるからこそ。
見たくねーーーーーー。
自分はもう脱ぎ捨ててきたものだから。


何て言うか・・。
「悩んでください」、としか言えないよなー。
渦中の人には何も出来ないよね。
自分で答えを見つけるしかないんだもん。
竹本君が自分探しの旅に出たときに花本先生や皆が見守ったのはそういうことなんだよねぇ。


ただ、「あの頃悩んだのは今無駄にはなってないよ」と言えるだけで。と言うか。今だって悩みだらけだって話だ。


あんなに悩んでた自分も、いつの間にか青春スーツは脱ぎ捨てて、何だかんだで大人になっちゃったんだろうなぁ。
18歳前後、と言うかまぁ中学生でも大学生でも。
その頃に聴いてた音楽ってなんか条件反射のようにびくっと本能で反応してしまうものがあるね。
ビートルズをなリアルタイムに通ってきた人、デッドヘッズだった人、フォークに漬かった人、パンクに夢中になった人、NW全盛だった人、生粋のメタラーオルタナ前夜のハードコアに出会った人、91年を通過した人、グランジ、ブリッドポップ、ハイスタ、98年頃の邦楽シーン。
人それぞれで環境もそれぞれなんだけども。
青春時代に聴いてたものはでかいと思う。


アートもシロップもAmazonのレビューとかすごい必死だもの。
みんな必死で聴いてるもの。
もし私がばあちゃんになって、そういうレビュー読んだら多分泣いちゃうね。
暖かい愛情で包んじゃうね。
おにぎりあげちゃうね。

私も必死で中村一義聴いてました。
状況を吹き飛ばしたくてスーパーカーを大音量で聴いてました。


悩める青春世代がいる限りロックはあり続けるんだろうなと思う。
どこか歪んだ痛みを持ってる男の子や女の子が世界に戸惑うたびにオルタナバンドが鳴らすあのギターの音が必要とされるんだろうな。



青春世代が救われますように。
歪んだ音が必要とされますように。
閉じた部屋に音楽が鳴り響きますように。



あああああああああ自分で言ってて恥ずかしい・・・・・・・