毎日死んだ魚の目をして満員電車に揺られている。
だけどジョーの歌声を聞くと「あぁ、まだ何とか頑張れる気がする」と思う。
明らかにどんよりとした空気漂う世界になって来た。
だけど七尾旅人の歌を聴くと「あぁ、こんな歌を歌う人がいるならまだ世の中捨てたもんじゃない」と思う。


そんな毎日が続いた2006年だった。
踊らなくなった一年だった。
大人になったと感じた一年だった。


『安心を買った』と呟きたくなるような世知辛い年だった。



※今年の10枚まとめ中