そんな日もあるさ

Thirty People Away

ミャンマーでNGOとして働いていたオーストラリアンSSW、Tamas Wellsの4thアルバム。もうすぐ来日しますね。
相変わらず優しく繊細な歌声です。聴いているとどこかでElliott Smithを思い出してしまう。
前作とは異なり今回はバンド形式なのでより聴きやすいと思われる。穏やかで、控えめで、けれど煌めくように眩しい。そんなメロディーとアンサンブルがとても素敵だ。家の中よりは陽の光を感じる。
あの一件以来、Elliott Smithの歌声を聴くとどうしても悲しみを讃えてしまう気がしていたのだけれど、Tamas Wellsは悲しみを乗り越えた穏やかさのようなものが漂っていると思う。何となく雲の隙間から零れ落ちる神様たちを思い描いてしまいました（＠スピッツの「愛のことば」より）
「ささやかに」という言葉がよく似合う音楽だなと思う。ささやかに祈る。小さな喜びや悲しみを背負って。

12月のライブのチケットも買ってしまいました。楽しみです。

そう言えば2010のベストを考えていたときにまつきあゆむさんをすっかり忘れていた。
あれも2010かー。あの作品が元旦に出た。あれで2010年が始まったというのはすごく大きい気がしているな。
今年はDOMMUNEも良かったですよね。たくさん貴重な放送を聞かせていただきましたよ！